壁ドンにときめく
壁ドンされてみたい
放課後、誰もいない廊下。
ちょっとワルっぽい彼が迫ってくる。
ジリジリと迫ってくる彼。
彼女は壁に追いつめられてしまった。
ドン。
彼が壁に手を突く。
彼女は逃げられない。
顔が近い。
これが今ちまたで流行っている、
壁ドン
です。
いまどきこんなベタな告白をするような男はいないと思うし、いたらそいつはかなり妄想入っているんじゃないかと思いますが、どうも出所は少女マンガらしいですね。
筆者は40代後半、自慢じゃないですが少女マンガなんてここ数十年間、一度も読んだことがありません。
マンガはものごとを誇張して描くことがあるので、壁ドンという超現実的な告白方法がよく使われるという事なのでしょうか?
で、世の中の女子たちは壁ドンにキュンとくるらしいですよ。
一度でいいから壁ドンで告白されたい、そう願う女子は多いみたいですね。
そんなにお望みなら筆者もやってみましょうか?
・・・やめた方がいいかもしれません、顔を近づけると鼻毛が伸びているのがバレそうなので。。
壁ドンのバリエーション
壁ドンにはいくつかのバリエーションがあるみたいですよ。
基本形が壁に手を突くタイプ、「片手ドン」。
見た目かつあげをしているみたいですが、そのちょっと危険なシチュエーションがいいのでしょうか。
「肘ドン」というのもあります。手ではなく肘を突く。
より顔が近づきます。
「両手ドン」というのもあるそうですよ。片手ではなく両手でドン。
彼女の逃げ場を絶つというわけです。
「両肩ドン」というのもあるそうでして、彼女の両肩をつかんで押しつけるというものです。
こうなってくると一種の痴漢行為といえるのではないでしょうか。
ちょっと高度なバリエーションとしては手の代わりに壁に足を突くという方法もあるようですが、かなりガラが悪くなるので状況に応じての使い分けが必要です。
また究極の壁ドンといえるのが通称「蝉ドン」です。
まるで蝉(セミ)のように両手両足を壁につくというスタイルです。
ここまでくると告白という意味合いはどこかに飛んでしまい、単なる変わり者としてとらえられてしまうことは必至。
蝉ドンは受けねらい以外の用途はなさそうです。
不本意な壁ドンに対抗しよう
壁ドン・ハラスメント
筆者は危惧していることがあるのです。
これだけ壁ドンが注目されると、やたら壁ドンをやりたがる男子が増えるのではないでしょうか?
何でもかんでも壁ドン、デートなどで
ここで壁ドン。
本来の目的である告白を盛り上げるための演出が安易に使われてしまうのは悲しいことです。
また、好きでもない男子に、いきなり壁ドンで告白されては女子にとってはなはだ迷惑というものでしょう。
現時点では被害報告などが報道されてはいないようですが、近い将来、壁ドンの乱発による精神的な被害を訴える女子が必ず現れることでしょう。
筆者は世に先駆けてこのような現象を「壁ドンハラスメント」略して
「壁ハラ」
と名付けたいと思います
壁ドン撃退法
ここでは壁ドンの対処方法を考えてみたいと思います。
まず、ソフトな方法ながら相手に大きなダメージを与える方法から。
壁ドンでは相手の顔を間近に見ることになります。
そこをうまく利用するのです。
たとえば、
などと言ってやるのです。
これは非常に効果的です。
これも大きなダメージとなるでしょう。
次に少々荒っぽい方法を。壁ドンは男子にとって無防備な状態です。
ガードが甘くなっていますから、腕力に自信のない女子でも大きなダメージを与えることができます。
まずは脇(ワキ)をどついてやりましょう。
あばら骨の側面をねらうと効果的です。
また、みぞおちに拳を打ち込むのも良いでしょう。
あまりにもむかつくようなら頭突きを食らわせてやりましょう。
ただしあなたもダメージを受けるので覚悟が必要です。
究極の対処方法が
急所を蹴り上げること
です。
女子には想像がつかないと思いますが、急所を蹴り上げられたときの痛さは、盆と正月が一度に訪れたような激痛がおそいます。
なあに、気に病むことはありません。
調子に乗っている男子は少しぐらい痛い目に遭わなければいやがる女子の気持ちなど分からないものです。
思い切っていきましょう。
ただし、やりすぎは注意してください。
冗談ではなく急所へのダメージは命に関わることがあります。
ちょうど良い強さが肝心です。
枕などで日頃から練習し、さじ加減を覚えましょう。
壁ドンハラスメントに対抗するセリフは
- 「鼻毛延びてるよ!」
- 「目ヤニついてる。顔洗ったの」
- 「意外にホクロ多いんだね」
これでキマリ!