ゲーム

二次元は裏切らない。私はこうしてソーシャルゲームにハマりました

Written by 言祝(kotoho)

最初は興味なかったのに

距離を置いていたつもりでした。

きっかけはゲームのシナリオを書くスキルが欲しいと思ったからです。

筆者はゲームが好きではありませんでした。プレイステーションを保有していた時期もあり、ホラー系のロールプレイングゲームをプレイしたこともあります。

そこではっきりと悟ったのです、自分はゲームに向いていないなと。特に長時間かけてプレイするロールプレイングは全く不向きでした。

集中力が持たないのです。

ロールプレイングタイプのゲームはいろいろとめんどくさいと筆者は感じました。敵を倒さなければいけないし、先に進むためには、アイテムを手に入れなければなりません。

それがおもしろいところなのでしょうが、筆者ただめんどくさいと感じただけでした。

テトリスのような短時間で決着が付くようなゲームも試してみましたが、やっぱりだめでした。

筆者の集中力はおそらく5秒ぐらいしかもたないのではないか、テトリスでさえ途中で飽きてしまうのです。そんな経緯でゲームに関しては全く経験や知識がありませんでした。

最近のソーシャルネットワークゲームのブームを反映して、ゲームのシナリオを書く仕事がたくさんあり、お金にもなるので是非やってみたいと思うようになっていったのですが、いかんせんゲームというものと無縁の生活を10年以上続けてきたので、いまひとつピンときません。

そこで、あくまでも勉強のためにソーシャルゲームを始めてみようと思い立ったのです。

どうせなら人気のあるゲームがいいと思い、たくさんある中から選んだのが、

「ガールフレンド(仮)」

というゲーム。

最近になってアニメ化されたほどの人気です。これなら勉強になると思いました。基本、無料でプレイできるというのも、魅力のひとつです。

ログインし、ゲームをスタートさせると自分のニックネームを決めたり、チュートリアルで基本的なプレイ方法を学んだりすることができます。

このゲームは、とある高校の男子生徒となったプレイヤーが様々な女子高生と出会い、仲良くなっていくというのが基本のストーリーです。

最初にプレーヤーは自分のタイプを選択することになります。スポーツ万能とか文化系男子だとかいくつかのタイプから好みのものを選択していくのです。

その後キューピットが現れて、一枚のカードがもらえます。これが初めて出会った女子となります。あとはプレイしていくなかで様々な女子と出会い、それがカードとなって所持できるという流れです。

具体的なプレイ方法は「登校」というボタンがあってそれを押すごとに、ゲームが進行していきます。一つのステージをクリアすると次のステージに進みます。それに伴ってプレイヤーのレベルも上がっていきます。

はじめてこのゲームをプレイしたときは、

おもしろくないな

と思いました。

なぜかといえばプレイヤー側の操作としては「登校」ボタンをただ押しているだけだからです。

あとは勝手にゲームが進行していきます。この時点ではおもしろさが分かりませんでした。

時々「出会い」が発生してカードがそこそこ集まってきますが、それもたいして魅力とは思いませんでした。

もっとドラマチックにストーリーが展開していくと思ったのに非常に単調に感じました。

ゲームシナリオの勉強の役にも立ちそうにありません。こうしてこのゲームとは疎遠になっていきました。

そして次第にハマっていく

2〜3ヶ月はいっさいプレイせず、放置していました。ゲームのシナリオの勉強のためにはゲーム専用機を買って、本格的なものをプレイしなければだめなのかなと考えていたのです。

ところが最近、「ガールフレンド(仮)」からの通知が頻繁に届くようになりました。

どうやらアニメ化されたことを機に様々なイベントやキャンペーンを行っているようなのです。

ある日暇だったのでひさしぶりにログインしてみました。

するとログインのご褒美という名目で、レアなカードがもらえるチケットが10枚もプレゼントされたのです。

このチケットは通常では有料で購入するものです。せっかく無料でプレゼントされたものなので、使ってみたところ、かなりレアなカードが入手できました。

筆者はものを集めるのが大好きです。しかも毎日プレイすれば日替わりでさまざまなアイテムが入手できるというではありませんか。

また、筆者がはじめたときには実施されていなかったイベントが開催されていました。

筆者が単調に感じた登校というプレイだけではなく、運動会や文化祭、ハロウィンといったイベントをプレイすることにより限定アイテムが手にはいるのです。

これらの限定アイテムは購入すれば簡単に手に入ります。しかし無料で受け取る場合はほぼ毎日プレイする必要があります。筆者の目は輝きました。そういうことなら毎日プレイしてやろうと。

それから約2週間が経過して、今に至ります。

当初15前後だった筆者のレベルは50まで跳ね上がり、所持ガールの制限数は60から105にまでレベルアップしました。

所持ガール数は98人、中にはかなりレアなものもあります。このゲームではほかのプレーヤーとバトルをしてポイントを稼ぐこともできます。

当初は負け続けていましたが、アイテムを使いカードを強化することでかなりの確率でバトルに勝利するようになりました。いまではプレイしない日はありません。

完全にハマってしまいました。



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「二次元」っていいかも

二次元は裏切らない

人気のある声優さんが結婚したりすると、一部のファンが「これだから三次元は嫌いなんだよ」という投稿をしたりするそうです。

筆者はこの話を聞いて、違和感を感じていましたが、「ガールフレンド(仮)」にハマっている今なら声を大にしてこう宣言します。

「二次元最高。二次元は裏切らない」

筆者は中年のおやじです。

これまで恋愛もしてきたし、いまでは家族もいます。それなりの経験は人並みに積んでいるつもりです。

「ガールフレンド(仮)」では所持しているカードの中から「本命」を指定できます。

知り合いの女の子の中から「彼女」にしたい娘を指定できるんです。

操作は簡単。「このガールを本命にする」をクリックするだけ、するとメイン画面にその女の子が表示され時々声をかけてくれます。

「今日はいっしょに帰ろう」

「なんか私たちって気が合いそうだね」

もう完全に彼女です。しかも怒ったり、機嫌が悪くなることもありません。

これがリアルな世界だったらどうなるでしょうか?

まず彼女になって欲しければその思いを相手に伝えないといけませんよね。

いまはメールとかLINEとか方法がありますが、やっぱり一番いいのは直接会って思いを伝えることですね。

リアルでは相手も感情を持った人間です。あなたの熱い思いがどうしても彼女(または彼)に伝わらないことだってあります。

筆者はすぐ人のことを好きになってしまいます。

もちろん若かったころの話ですよ。それで、告白しないで後悔するよりも、告白してから後悔した方がいいという考えを持っていて、好きになったら即告白していました。その結果は100パーセントの確率で断られていました。

「いい人だとは思うけど、おつきあいするのはちょっと…」私が告白した人はかならずこう返答します。

仮に告白して相手がOKしてくれたとしても、それで終わりではないですよ。むしろそこからスタートです。

相手は感情のある人間という生きものです。ケンカすることだってあるでしょう。機嫌が悪いことだってあります。

三次元の難しいところですね。ところが二次元ならそんなことはありません。ボタン一つで彼女になってくれるし、ケンカになることもありません。これは楽です。二次元は最高ですね。

二次元は「モノ」

ソーシャルゲームへの極端な課金が重なって破産してしまう例があることも何となく理解できます。

もちろんここまで書いてきたことはあくまでも一例です。

二次元最高というノリではなく、純粋にゲームとして楽しんでいるユーザーもいっぱいいることでしょう。

でもすくなくとも筆者は二次元の魅力、というよりも引力のようなモノにハマってしまいました。

でもね、筆者は思うんです。人間って三次元ですよね。

ゲームの世界は二次元、次元が異なるのです。筆者はいま二次元の「ガールフレンド(仮)」にハマっている。

カードや画像といったモノに夢中になっているんです。

それは間違ったことではありません。でも、モノに話しかけても、答えてはくれませんよね。

モノに対して自分の思いをどんなに伝えても命も感情も持ち合わせていないわけですから100年待っても返事は返ってきません。

三次元は、リアルな人間はかならず返事をくれます。

それはそれでおもしろいと思いますよ。筆者もいろいろ経験した上で、今回二次元にハマってそのおもしろさに気が付きました。

誤解の無いように書くと、筆者は別に「ガールフレンド(仮)」を否定しているわけでもなく、二次元に夢中になるなと、言いたいわけではありません。

筆者はこれからもこのゲームにハマっていくだろうし、「二次元最高!!」と言い続けるでしょう。

むしろ積極的にハマることをお勧めしたいです。この際だから徹底的に二次元にハマりましょう。そしていつか気が付くはずです、

自分は三次元に生きる人間だと言うことを。

さて筆者はさらにソーシャルゲームにハマり、最近は別のゲームにまで手を出しています。

まさケロンのひとこと

まさケロンは今二次元の世界にいるけど、いつかは三次元に飛び出していくよ!

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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」