ようやく届いたマイナンバー
大騒ぎしたけれど…
もう皆さんのもとには
「マイナンバー通知カード」
は届きましたか? 10月から順次発送と大々的に宣伝していたにもかかわらず、筆者のもとに届いたのは10月も間もなく終わりになるという頃でした。
もっと早く届くと思っていたのですが、なかなか届かなくて
「もしや、自分に何か不備があったのだろうか」
と心配になっていたところです。
「マイナンバー」については、いろいろと議論が交わされ、大騒ぎしていましたが、いざ自分に割り振られた12ケタの番号を確認してみると、なんか「普通」です。
元々ただの番号なのだから、普通も特別もないのですが、印字された数字を眺めていると「こんなもんか」という気がしてきます。楽しみにしていた映画が期待外れだったときの感じに似ていると思いました。
ちなみに筆者のマイナンバーは同じ数字が多く使われていて、覚えやすそうです。
もっと立派なカードだと思っていました。
受け取った方は分かると思いますが、ペラペラの紙に印字されただけのシンプルなカードですよね。筆者はもう少し耐久性のあるプラスチックのカードを想像していました。
あくまでも個人番号の通知が目的なのでしょう。もっとしっかりしたものが欲しいのなら、同封されていた
「個人番号カード交付申請書」
で申請する必要があります。発行の際、料金は発生しませんが、パスポートサイズの顔写真が必要となりますので、写真代がかかります。
個人番号カードは作るべきなのか?
「予定」が多い「個人番号カード」のメリット
この「個人番号カード」ですが、実際のところ作っておいたほうがいいのでしょうか?
このカードがあれば住民票などがコンビニで発行できるらしいのですが、その他にどのようなメリットがあるのでしょう。
身分証明書として使えます。
でもこれって正直、大きなメリットではないですよね。免許やパスポートがあれば十分です。身分証明書として突出した機能が使えるというのであれば別ですが、どうもそのような機能は持ち合わせていないようなので「身分を証明することができます」と言われてもあまり魅力は感じません。
マイナポータルが利用できる。
「マイナポータル」とは、マイナンバーに関わるポータルサイトだそうです。2017年1月スタート予定なので、マイナポータルに関しての詳細はあまり明らかになっていません。
消費税2パーセント還元
2017年4月から消費税が10パーセントに上がる予定ですが、個人番号カードを所持していれば2パーセント還元する優遇策を検討中とのこと。いったん支払った10パーセントの消費税をインターネットなどで申請することにより後日2パーセント還元してくれるというのがその概要だそうですが、現時点ではあくまでも「予定」です。
こうして見てみると「個人番号カード」のメリットが「予定」もしくは「今後充実させていく」ばかりで、作るべきなのか否かが判断しにくいようです。
「マイナンバー」はまだ始まったばかりなので、悪くいえば
「どう転がるかわからない」
良くいえば
「可能性を秘めている」
ということになります。
「個人番号カード」については様子見としたほうがいいのかもしれません。
「予定」とはいえ消費税の還元があるのは嬉しいんだけど、「還元しちゃっていいの?」って気もしないでもない・・・・。