国内最大級。イオンモールの旗艦店、イオンモール幕張新都心OPEN
JR京葉線沿線にイオンモール幕張新都心がオープンしました。
約360店舗が出店し、全長1.5キロメートルという国内では最大規模を誇る超大型ショッピングモールです。
とても1日では回りきれないほどの大きさですね。
近隣の海浜幕張にはイオンの本社があり、まさにお膝元での大型店オープンに地元は大いに盛り上がっています。
会員限定のプレオープン時には招待客が殺到し、近隣の道路が渋滞、通勤に影響が出たと言われているほど注目されています。
ららぽーとTOKYO-BAYとの直接対決
JR京葉線沿線にはすでに「ららぽーとTOKYO-BAY」という複合ショッピングモールがあります。
これまで沿線には、ららぽーとぐらいしか大型ショッピングモールがなかったため、ライバルはいませんでした。
ここにイオンモールがオープンしたことにより、強力なライバルが登場したことになります。ららぽーともただ黙って見ているわけではありません。
先月西館をリニューアルオープンし、イオンモールに対抗すべく、準備を整えました。近隣では初の「ポケモンセンター」を誘致するなど話題作りは万全です。
ららぽーとはすでに地元では20年以上も営業を続けているいわば老舗。
いまや横浜や豊洲のららぽーとのほうが知名度がありますが、TOKYO-BAYは元祖なのです。
その威信にかけて、イオンモールには負けるわけにはいかないという意気込みを感じます。
映画館にスポットを当てて比較してみる
ららぽーと、イオンモール双方に映画館が入っています。
ららぽーとはTOHOシネマズ、イオンモールはイオンシネマ。
ここで映画館にスポットを当てて比較してみたいと思います。
まず、イオンシネマ、10スクリーン、座席数約1500。
シネコンとしては平均的な大きさです。
最大の特徴は
- 独自の高品質音響システム「ウルティラ」
- 映画のシーンと連動して座席が振動する「D-BOX」
この2点は既に全国のイオンシネマで導入されており、幕張新都心が初導入ではありませんが、付加価値としての魅力は十分有ります。
また、商業用劇場としては全国初の3D音響システムである
ドルビーATMOS
をいちはやく導入しています。
対してTOHOシネマズですが、ららぽーとの西館リニューアルとともに全面改装し、10スクリーン、座席数1900の千葉県最大規模の設備を誇っています。
特徴は今回のリニューアルで導入された
TCX
「TCX」とはTOHOシネマズ独自の大型スクリーンフォーマットです。
全面の壁がすべてスクリーンになっており従来のスクリーン面積と比較すると120パーセントアップとの触れ込みです。
平たくいえば
大スクリーン
です。
そしてイオンシネマズ同様に「ドルビーATOMOS」導入ずみ。
このように比較してみるとどちらも甲乙つけ難く、現状ではほぼ互角となります。
今後の課題はコンテンツ
映画館にスポットを当てて比較検討しましたが、その結果両者とも互角。今後の課題としては提供するコンテンツで差をつけられるかが課題です。
TOHOシネマズはコンサートや舞台を生中継することで特色を打ち出そうとしていますし、イオンシネマズは今後、旧作、名作を割引料金で上映する計画があるそうです。
京浜地区を舞台にした競争は始まったばかり。
今後の両者の事業展開に目が離せません。
事業展開には、新しい発想や、他には真似できんような事をしていかんと上手くいかんと思うわぁ~
そのためには、血の滲むような努力が・・・