自転車

Pump Tire/自動で空気入れてくれる自転車のタイヤが完成!

Written by すずき大和
日々の移動に自転車が欠かせない人も、
たまの休みにしか乗らない人も、
年に何回かしか乗らない人も、

乗ろうと思ったその時に、自転車のタイヤの空気があんまり入っていなくて、
ついつい空気の少ないタイヤでズルズル走ってパンクさせてしまったり、
出がけの忙しい時に空気入れてて、遅刻してしまったり・・・

そんな「あちゃあ!」な経験をしたことが、1度はあるのではないでしょうか。

バンクしているわけでもなく、
虫ゴムだって換えたばかりなのに、
なんで自転車のタイヤの空気って、だんだん抜けてきてしまうのかなぁ・・・
マメに空気入れるのめんどうくさいなぁ・・・・・

そんな風に思っているあなたに朗報!

「空気が抜けてくると、勝手に自分で空気を入れてくれるタイヤ」が開発されました!



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適正な空気圧を勝手に維持してくれるポンプタイヤ

スイスのベンチャー企業が開発

この画期的なタイヤを開発したのは、スイスの企業家ベンジャミン・クレンペル(Benjamin Krempel)さん。

すでにプロトタイプを完成させ、2016年末までに、パンク予防の強化を図って、改良型プロトタイプを完成させ、クラウドファウンディングサイト『Kickstarter』にて発表する予定です。そこで出資者を募り、本格的商品化を進めていくことになります。

日本での商品展開まで行われるかどうかは、今後の売れ行きや評判次第ですが、それまで待てない!という人は、Kickstarter に発表されたら、ぜひ出資してあげてください。クラウドファウンディングとは、何か実現したいプロジェクトを持っいる人が、不特定多数の支援者から少しずつ資金援助を募るしくみのことです。

新商品開発の企画の場合は、優先的に販売する形で資金集めするパターンが多いです。

商品名は『ポンプタイヤ(Pump Tire)』というそうです。

Pump Tire ホームページ


走りながら自動的に空気を入れる

ポンプタイヤは、名前の通り、ポンプが内蔵されているタイヤです。

ポンプタイヤ断面


タイヤとチューブの間にあるポンプは、走る時にタイヤが伸び縮みするのを利用して空気をチュープに送り込みます。あらかじめ好みの空気圧に設定しておくと、空気が抜けた分だけ作動して、空気圧が設定レベルに達すると、注入が止まるしくみになっています。

最初は「26インチサイズ」のタイヤに対応するタイプのものから商品化する計画で、

30~55ドル(約3300~6100円)

で販売する予定です。

ポンプタイヤのインナーチューブは、標準的なものと比べ、約100~150グラム重くなります。

サンフラットタイヤ(バンクして空気が抜けてもそのまま100kmくらいは走ることができるタイヤ)ではありませんが、釘やガラス、トゲのようなものに触れてもバンクしにくいように工夫された作りになっています。

常に一定の空気圧が保たれる

「自動的に設定された空気圧がずっと保たれるように、ポンプの起動を調節しながら走ってくれる」

ということは、空気が抜けてきてズルズルと地面を引きずるような走り方になることが永遠にない!ということです。マメに点検してもいないのに!?です。

タイヤは、空気圧が高過ぎても低すぎても、余計な負担がかかるので、バンクしたりタイヤが車輪から外れてしまったりしやすいのです。適正な空気圧を保つということは、タイヤが傷むことを防ぎ、耐久年数も長くします。

ちなみに、適正な空気圧かどうかを見るには、

「タイヤの側面を指で押してみて、少しへこむくらいがちょうどいい目安」

です。全然へこまないと空気圧が高過ぎ、空気の入れ過ぎです。

タイヤが地面に当たる真ん中あたりを押して確かめる人が多いですが、タイヤは横の方向に向かって膨らむので、「必ず側面を押して」確認するようにしてください。

気になる人はSNSもチェック

英文大丈夫な人は、ホームページの問い合わせフォームから質問もできますし、メールアドレスを登録しておくと、最新情報のお知らせがくる場合もあるそうです。

また、Facebookページも立ち上がっていますので、翻訳サイトなど利用して、そちらで最新情報をチェックしていくこともできます。

ポンプタイヤでポンプ要らずの自転車ライフ、早く実現させたいですね。

まさケロンのひとこと

たかがタイヤの空気、されどタイヤの空気。空気圧ひとつでまるで違う乗り物に感じるもんね。でも毎日乗ってると空気抜けてるのに気づかないもんで。これを自動でやってくれるのはありがたい!

masakeron-happy


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。