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「適量」は不親切?
皆さんはお風呂でシャンプーを使いますよね。もちろん筆者も頭を洗うときに使っています。
ほぼ毎日使って、だいたい一か月強でなくなります。まあこのぐらいのペースであれば、「すぐになくなってしまう」と感じることもありません。
ちなみに一回につき、どれぐらいの量を使用すればいいのか気になったため、確認したのですが「適量」としか書かれていませんでした。
「適量」を辞書で調べてみると、
「程よい分量」とか「適度な量」となっています。
でもその見極めは意外と難しいと思うのです。だから「適量」としか書かれていないと、「ずいぶん不親切だな」などとひねくれた考えになったりしてしまいます。
ものによっては具体的な量が書いてあることもあります。
- 「約二センチほど」
- 「小豆一つ分」
といった具合です。
小豆一つ分というのはかえって分かりにくい気がしますが、「適量」よりは心強いです。
そこで今回は「適量」について考えていきたいと思います。
シャンプー
まずシャンプーから。シャンプーは髪を洗うためのものですが、髪の長さは人によって様々です。だから「適量」という表記になっているのかもしれません。もちろんメーカーによっては具体的な量を記載している場合もあります。
いまお店に並んでいるシャンプーのほとんどがプッシュ式の容器に入っています。このプッシュの回数で考えると分かりやすいようです。
ワンプッシュを標準と考えます。
男性で長髪でなければ、ワンプッシュが「適量」
女性で髪が長い場合は、2~3プッシュぐらいが適切だとするのが一般的な判断のようです。
筆者の場合ですが、シャンプーを多めに使う傾向があります。多めだと泡がたくさん出て、それできれいになったと勘違いしているのです。多すぎると髪が傷んでしまう場合もあるそうですから、注意が必要です。
トリートメント
シャンプー同様、プッシュ式の容器に入っているのをよく見かけます。
だからプッシュの回数で調節するのが適切だと思うのですが
「五百円硬貨程度」
というアドバイスが多いようです。
トリートメントは髪の内部に浸透して調子を整えるものなので、少し多めにということなのかもしれません。
化粧水
化粧水は
「五百円硬貨よりもやや大きめ」
が適量のようです。
量というよりも使い方になってしまいますが
「五百円硬貨+小豆一個分×2」
のように数回に分けて使用することを薦めているケースもありました。
みんな、適量をもっている
料理
さて今度は料理における「適量」を見ていきたいと思います。レシピに「砂糖 少々」とか「みりん 適量」と書いてあることがあります。味にも影響が出てしまいますからしっかりと確認しておきましょう。
調べてみると、様々な解釈がありますが、だいたい以下のようなアドバイスが多いようです。
「適量・少々」=(砂糖、塩など)ひとつまみ。(醤油・みりんなど液状のもの)2~3滴。
料理の「適量」は、味を決める、というものではなく、整える、という意味が強いようです。だから料理をする人、それぞれの適量というものが成り立つといえます。
まとめとおまけ
適量について考えてきましたが、「程よい分量」というものは、それぞれに適した量があって、百人いたら百の適量があるものなのかもしれません。それがわかっているからメーカーもあえて「適量」としているのでしょうか。
さて、最後におまけとして、「お酒の適量」について簡単にみていきましょう。
「お酒」ほど、「適度な分量」が人によって変わるものは無いでしょう。
全く飲めない人にとっては「ゼロ」が適量ですし、酒豪にとっては「無限大」が適量かもしれませんよね。
調べてみたところ一般的なお酒、(アルコール)の適量は一日当たり20グラム。
これはビールなら500ミリリットル、日本酒では一合(約180ミリリットル)に相当します。予想よりもはるかに少ないです。飲みすぎに注意しましょう。
ものによって適量はほぼほぼ違うからね~全部覚えなきゃいけないのかな!