今年の9月頃、竜巻による被害がよくニュースで取り上げられていました。
日本で竜巻の被害ニュースはあまり聞かないと思います。
1991年~2008年の間に気象庁によると、246件の竜巻が確認されています。
一年間に約14回発生しているという計算になります。
ちなみに、全世界で目撃されている竜巻発生回数は年間約1000回。
そのうちの800件がアメリカだそうです。世界的に見れば竜巻の発生回数は少ないですが、侮ることはできません。
今日は、竜巻が起こる原因についてまとめていきたいと思います。
竜巻とは
竜巻とは、積乱雲の下にできるものすごく早い渦を巻いた上昇気流のことです。
ちなみに、竜巻が発生すると以下のような爪痕が残ります。
- 被害の跡が一列に並んでいる
- 転倒した物の転倒方向が渦巻き状になっている
竜巻の原因
竜巻が起こるのは、空気が暖められることによって急激に成長した積乱雲が原因です。
そして、竜巻の発生源となるものはいくつかあるのです。この竜巻が起こる元となるものをいくつか紹介します。
1.寒冷前線が発生源
寒冷前線が原因で発生する竜巻を寒気竜巻といいます。
寒冷前線の後ろには強い寒気があり、全面には暖気が入り、大気が不安定になります。なので、前線が通る時に竜巻が発生しやすくなります。
2.ダウンバーストが発生源
ダウンバーストとは、冷たい空気が弱まることなく積乱雲の中を地表付近まで落下してくることです。
そうすると、爆発的な強い風を起こします。これが原因で竜巻が発生することがあります。
竜巻から身を守るためには
竜巻が近くまできたときの特徴としては以下のとおりです。
- 空から地上へと伸びる漏斗状の雲を見た
- 砂や塵などが筒状に巻き上げられるのを見た
- 「ごー」という音が聞こえた
- 気圧の変化が影響し耳に異常をきたした
これらの特徴を見たり感じたりした時は、屋外であれば頑丈な建物に入ってください。
太い木や電柱の下に隠れるのは、倒壊する可能性が大きいので絶対にダメです。
屋内にいるときは、窓が少ない1階の部屋に避難し机やテーブルのしたに入り頭を守ってください。
お風呂場は避難場所に最適です。
風呂場は建物と孤立した構造になっているものが多いうえ、窓が少ないのでベストな避難場所になります。
まとめます。
- 頑丈な建物に入る
- 窓の少ない部屋へ避難
- お風呂場への避難がおすすめ
最後に、竜巻は9月~10月にかけての発生件数が多いです。
しかし、ほかの時期にも発生しています。
あまり発生しないからといって油断してはいけません。
竜巻が発生しそうな気配を感じたら、すぐに避難行動をとってください。
竜巻は怖いなぁ~
日本に住んでると、あんまり竜巻と関わる機会が無いかもしれへんな
だからといって、油断は禁物やで!