パナソニック本社敷地内にオープン
ハイテク導入
コンビニ大手のひとつ、ローソンがパナソニックの協力を得て次世代コンビニをオープンしました。
大阪府守口市のパナソニック本社前にオープンしたこのコンビニ、普通のコンビニとは違います。
ハイテクを駆使した最先端のコンビニなのです。
例えば電子看板を導入し、お買い得情報を発信しています。
また店内の照明にはLEDを採用。
省エネはもちろん、野菜などの食料品をきれいに見せる効果もあるそうです。
環境にも配慮
もちろん環境にも配慮しています。
LEDの他に、消費電力を50パーセント削減するシステムを採用。
またCO2冷媒の冷凍ケースを利用することで
ノン・フロン化を実現
地球温暖化係数を約4000分の1に押さえることに成功しています。
将来のコンビニを担う
2月6日のオープンセレモニーにはローソンの玉塚COO(最高執行責任者)やパナソニックの役員である榎戸氏が出席するなど、次世代コンビニにかける意気込みが感じられます。
ローソンではこの店舗で得たデータや実績などをもとにさらに改良を加え、全国の各店舗へ反映していきたいと考えているそうです。
画期的な商品管理システム
一歩進んだ商品管理
この次世代コンビニの最大の特徴は、商品の販売管理にあります。
どのような商品が売れているかのデータを集め、仕入れに反映させていくやり方はローソンに限らず、他社も行ってきたことです。
例えば各コンビニはポイントカードの導入を行っています。
カード利用の際に購入した商品のデータを得ることでどのような商品が人気なのかを把握して、仕入れ、販売に活かしています。
次世代コンビニではこの方法をさらに進化させているのです。
売れない商品のデータも収集可能
これまでのやり方では売れる商品の把握はできますが、売れない商品の把握ができませんでした。
次世代コンビニでは売れない商品のデータを収集することができるのです。
カメラで陳列棚を監視するという方法を採用しています。
例えば筆者がコンビニで新作のおにぎりを手にとったけれど、結局買わずに棚に戻したとします。
この様子をカメラが監視しています。
40歳代の男性が新作のおにぎりを手にとったが買わなかった、というデータが得られるわけです。
こうした調査はこれまでに実際に人がカウントするという方法が取られていましたがコストが掛かるのがデメリットでした。
次世代コンビニではカメラを導入することで、有益なデータが入手できるというわけです。
プライバシーにも配慮
ただこの方法では問題が発生します。
プライバシーの問題です。
監視されているのを快く思わない人も中にはいます。
次世代コンビニはこの問題も想定に入れ対策を立てています。
驚くことに最新の画像処理を行い、人物だけを映像から消しているのです。
さすがは次世代コンビニですね。
今後このようなハイテクを駆使したコンビニが全国的に広がっていくのでしょうか?
楽しみです。
ホンマに最先端なコンビニやなぁ~
最終的には無人のコンビニが出来たりして・・・