前回は、エイプリルフールの由来の有力説、横暴な国王への国民の反発が由来であるという説と古代ローマ時代のさかさま祭りが起源であるという説をご紹介しました。
(くわしくはこちら「エイプリルフールの由来を探る旅!謎多き起源にせまる」)
今回は神話や宗教が絡んだ説をご紹介していきます。
ノアの方舟説
ギリシャ神話
ノアの方舟
をご存知でしょうか?
エホバという神が人間が堕落し始めたことに怒り大洪水を起こして絶滅させようと考えます。
しかし、そんな中、とても真面目に働いているノアの一家だけは助けたいと考えました。
そしてノアにそのことを知らせます。
その際にはすべての動物をひとつがいずつ方舟に乗せるようにとも伝えます。
大洪水が起こりすべての生き物は姿を消してしまいます。
ノアの方舟は数十日間漂流しますが、水がなかなかひきません。
ノアは鳩を放って様子をみますが、鳩は何の情報も持たずに帰ってきました。
しばらくして、再び鳩を放つと今度はオリーブの木をくわえて戻ってきました。
その後、ノアは方舟を漕ぎ陸を見つけだします。
と、こういう神話ですが、これがエイプリルフールと関係してるという説があるのです。
鳩が何も持たずに戻ってきた日が、4月1日といわれているんですね。
そこから
といわれるようになったということなんですね。
ん〜なんだか説得力がちょっとない気がしますが、ひとつの説としてあげられています。
悟りの境地をすぐに忘れてしまうからという説
修行僧たちは、春分の日から、3月31日まで過酷な修行を行っていました。
しかし、4月1日になるとせっかくの悟りの境地のことは忘れてしまい、迷いの多い現世に戻ってしまうといわれ、
とそのことを笑う意味で4月1日が揶揄節と呼ばれるようになりました。
人にムダなことをさせてからかったという意味からエイプリルフールになったという説があります。
どうなんですかね。
悟りの境地からすぐに現世に戻ってしまうという話は納得できますが、エイプリルフールとはむすびつかない気が・・・
みなさんはどうですか?!
フランスでのバカな魚説
フランスは4月は大漁となります。
ですから4月に釣れる魚を
とよんでいました。
ちなみにそのバカな魚はサバらしいですよ。
その大漁を祝いウソをついていたというのが始まりという説です。
ですので、フランスでは担がれた人はポアソン ダブリルと呼ばれています。
これも説得力ありますよね。どうでしょうか?
さて、前回と今回でエイプリルフールの仮説を5つ説明しました。
納得のいく由来がみつかりましたでしょうか?!それぞれおもしろですよね。
ちなみにイスラム圏ではウソは禁止されていますので、エイプリルフールもスルーするそうですよ。
いろいろな由来を書いてきましたがどれもおもしろいですよね!
ぜひ、ウソをついたあとにはこれらの説を話してみるのもオススメです。
エイプリルフールに嘘をついた後にこういう豆知識を言ったら喜んでもらえそうやなぁ~
ためしてみよかな!