子どもの発想
侮れない子どもの行動
古い映画の話です。
子供が一晩にして大人になってしまい、その奔放なアイデアが注目されオモチャ会社に利益をもたらすというコメディ映画がありました。
たしかブレイク寸前のトム・ハンクスが主演だったはず。
子どものパワーはスゴイと40代後半の筆者は感じることがあります。
とにかく疲れを知らない。
一日中動き回っていても、そのパワーは衰えることを知りません。
また考えていることも奇想天外。
ときどき若者が悪ノリしているのを見かけます。
それに近いものがありますが、子どものそれはケタ違いの可能性を秘めています。
なまじ社会を知らないだけにやりたい放題。
かといってわがままという言葉では片付けることができません。
一番ピッタリくるのが無垢という表現でしょうか。
大人のそれを凌駕するときもある
例えば仕事で新商品のアイデアを考えなければいけないとき、大人なら様々な思惑が純粋な考えを邪魔します。
いいアイデアを提出して上司から高評価を得ようとか、こんなくだらないアイデアなんか鼻にもかけてもらえないだろうというノイズが必ず発生することでしょう。
しかし、子どもはちがいます。
上司の評価なんてお構いなし、自分のアイデアが人からどう評価されようが気にかけない。
とにかく自分が好きなように好きなことを考えます。
その結果、はっとするような発想を出したりする。
しかもそれがとても物事の本質をついていたりします。
それが筆者が考える子どものパワーです。
セキュリティ研究者リスト入り
microsoftも認定
その好例とも思えるニュースが舞い込んできました。
米microsoftが販売しているゲーム機Xboxの脆弱性を5歳の子供が発見してしまったというのです。
この偉業(?)を成し遂げたのは
クリストファー・フォン・ハッセルくん
という男の子。
パパが買ってきたXboxでゲームがしたかった彼はログイン画面で躓いていました。
ログインしなければゲームが出来ません。
でもクリストファーくんはパスワードを知りませんでした。
そこで適当な文字を入力して、その後スペースボタンを連打したところ、ログインできてしまったのです。
セキュリティ企業に務める父親はこの件をMicrosoftに報告。
クリストファーくんはセキュリティの脆弱性を発見した功労者として
セキュリティ研究者リストに名を連ねることになりました。
そのうえ50ドルの報奨金と4本のゲームを授与されたとのことです。
Xboxを取られちゃうかと思った
地元テレビ局のインタビューで、
と語っているクリストファーくん。
彼としてみればただゲームで遊びたかっただけなのでしょう。
適当な文字を入力してスペースボタンを連打するなんて、大人では考えつかない行動です。
microsoftも想定外の操作方法だったのでしょう。
子どもの力は侮れません。
子どもの発想は、大人の発想を上回る時が多々あるんやで!
やっぱり、余計な考えがない分発想力は凄いんやねぇ~