介護施設といえば階段や段差がない
バリアフリー
に手厚い介護という常識を打ち破った施設があります。
そこでは利用者の方のやる気を出させる工夫がもりだくさんなんです。
バリアアリーでやるきアップ?
山口県防府市にあるその施設は一見すると普通のデイサービスに見えますが中に入るとびっくり。
普通の施設とはまったく違うんです。
通常の施設では利用者の方はその日施設で行われる催しに参加するという形ですが、ここでは利用者の方が200種類以上もあるプログラムの中から自分でその日の予定を決めていきます。
リハビリメニューだけでなく、パン作りや工芸品作りなどなど盛りだくさんなんです。
中にはのんびりするや何もしないなどちょっと変わったプログラムまで。
色々やりたいときや何もしたくない時など人間ならあると思います、なのでその時その時の本人の意思を大切にしているんですね。
階段だってあるんです
その日やるメニューを決めたら移動ですが、移動途中には階段や段差が・・・
もちろんこれには理由があります。
普段家や町で暮らしていると段差や階段って当たり前にありますよね。
日常と同じような環境の中で訓練することが大切なんですね。
またここも他の施設と違うところなんですが、ここでは食事は全てバイキング方式なんです。
他のところだと施設員が食事を用意して食べ終わったら下げてが基本ですが、ここでは自分でついで食べたいものを選んで席に持っていきます。
もちろん1人では厳しい方のお手伝いはしますが、その方が自分でできることは基本的に手を出すことはしません。
自分でやるということが自信にも繋がっていくんですね。
介護施設の中にカジノ?
この施設には200種類以上のプログラムがあるといいましたがその中でも1番人気のプログラムが
カジノ
でも本物のお金をかけるなんてことはもちろんありません。
でも何もかけないわけじゃないんですよね、実はこの施設の中だけで使えるお金があるんです。
このお金、
ユーメ
というんですが、これはリハビリに挑戦するともらうことができます。
で、このユーメで何をするかといいますと、この施設で楽しいプログラム(パン作りなど)を受ける為には何ユーメ必要というのがあるんです。
そして、このユーメを一気に増やすことができるのがカジノなんです。
頑張ってリハビリして貯めたユーメが一瞬で増えたり減ったりが目の前で起こります。
この時感じる感情の起伏が本能を刺激して、またリハビリへのやる気にも繋がっていきます。
それにプラスしてユーメのやり取りを通じて認知力や注意力を回復させるのも狙いです。
リハビリだけでなく何をするにしても自分自身がやりたいと思う気持ちが1番大切だと思います。
その気持ちを大切にして刺激して更にやる気をださせる工夫が散りばめられているのは素晴らしいです。
将来お世話になるならこういう施設が理想かもしれませんね。
できたら家の近くにもこういう施設が展開してくれたら助かります。
今回ご紹介した施設は山口県防府市にある夢のみずうみ村というところです。
予約すれば施設見学もできるようですので興味がある方はされてみてはいかがでしょうか?
やっぱり介護施設でも、自分で出来ることは自分でやらんとあかんな!
それに、カジノって・・・
まさケロンには、刺激が強すぎるかもしれへんなぁ~