クラウドファンディングで出資者を募る
開始5日で目標額を達成
クラウドファンディングという方法で夢を叶えた人がいます。
若干30歳の男性です。
彼は子供のころから本を読むのが大好きだったそうです。
中学生の時に読んだ本の中に、田舎で私設図書館をつくったおじいさんの話があり、自分の好きな本に囲まれた暮らしにあこがれ
という夢を抱いたといいます。
大人になった彼は夢を実現すべくクラウドファンディングで資金を募りました。
目標金額は10万円
ところが開始5日にして目標金額以上の出資がありました。
最終的には約950万円もの出資を募ることができたのです。
夢は叶いました。
森の図書室
と名付けられたこの図書館は6月16日にオープンすることが決まったのです。
渋谷にオープン
場所は渋谷です。
道玄坂沿いに位置し18時から翌日の25時、つまり深夜1時まで営業しています。
公営の図書館は閉館時間が早いため、社会人は利用できないことが多いのですが、森の図書室は深夜まで開館しています。
社会人のための配慮といえます。
この営業時間は主催者の経験から設定されたものです。
仕事帰りでも立ち寄れる。
そんな素敵な空間なのです。
しかも軽食やアルコールを飲みながら読書ができる。
至福の時間を提供してもらえるのです。
本は対話
蔵書は主催者が厳選
蔵書は1万冊を予定しているとのこと。
主催者が厳選した本が書架に並びます。
本が好きで自分の夢を実現させた人物が選ぶのですから、読書好きが膝をたたいて喜ぶような本たちがそろうのでしょうね。
しかも蔵書の貸し出しは無料だそうです。
本を読むには空間が必要
本を読むには読書する場所が必要です。
これは筆者の持論ですが、読書は場所を選びます。
電車の中だって本は読めます。
トイレの中だって読めます。
でも場所を選ばなければ本当の読書体験はできないものです。
筆者も無類の読書好きです。
読書とは対話だと思うのです。
たとえ読んでいる本がフィクションであったとしても、対話だと思います。
誰と対話しているかは本によって異なります。
エッセイなら作者、詩なら言葉との対話、小説なら登場人物との対話です。
雑談ならまだしも人と対話するのにトイレや電車の中を選ぶ人がいるでしょうか。
落ち着いた場所こそが対話にふさわしい場所です。
そして森の図書室こそがそんな場所のひとつだと思うのです。
なお、本記事で筆者は一部「図書館」という言葉を使用しています。
実際は図書室であり、公式ホームページでも「図書室」という記載になっていますが、
だった主催者に敬意を表して意図的に「図書館」という言葉を使わせてもらいました。
図書館を作るのが夢って変わった夢やねぇ~
でもそれを実現するところがまた凄いな!