XP搭載PCを今後5年間使用予定だった
サイバー攻撃について無防備との指摘
注意喚起?
ネットにつなぐなとでも注意しているというのでしょうか?
冒頭に掲げたのは東京電力のホームページ上に掲載された「お知らせ」の抜粋です。
7月6日づけの読売新聞の記事がきっかけとなりました。
筆者はこの記事を全文確認したわけではありませんが、
という内容の記事だそうです。
これを受けて東京電力側がOSの更新作業を前倒しして行うことを表明しました。
いうまでもなくWindowsXPのサポート終了に伴う問題は、大きく報道されたこともありサポート切れのOSを使用し続けることがどんなに危険かを理解している人も多いと思います。
東京電力に限らず、いまだWindowsXPを使用している企業などが圧倒的に多いという話を聞きます。
だれもがXPを使用し続けることの危険性を認識してはいるのですが、OS更新作業にはけっして安くないコストが発生するため、思うように整備が進まないのが現状のようです。
しかしながら東京電力のような重要なシステムにサポート切れのOSを使い続けることが筆者は信じられません。
サイバー攻撃に関してあまりにも無防備だと思うのです。
このことは筆者だけに限らず、専門家も指摘しています。
ネット接続しているPCもあり
非常に危険です。
サイバー攻撃は夢物語ではありません。
現実問題です。
もしサイバー攻撃により電力供給が出来なくなってしまったとしたら、被害は想像できないほど甚大です。
東京電力のようなライフラインに関わる業務を担当している組織がこの程度の認識しかないのは、非常に残念です。
当初の予定ではXPを今後5年間使用する予定でいたのですから、その危機感の無さには恐怖すら感じます。
更新作業にかかるコストの問題もあるでしょうし、もしかしたら更新に伴い一時的に電力供給が出来なくなってしまう、などの様々な問題があったのかも知れませんが、Microsot社も事前にサポート終了時期を明確にアナウンスしていたのです。
準備する期間は充分あったのではないでしょうか。
報道きっかけで更新作業前倒し
基幹設備の制御システムはネットワークから切り離されている
また、今回読売新聞の報道が物議を醸しだしたため、急遽更新作業を前倒しにすることを発表したように思われます。
もし、新聞報道がなされなければ予定どおりサポートの切れたOSを5年間使い続けていたことになるのでしょうか。
筆者の目には、乱暴な言い方ですが
ようにしか映りません。
東京電力は
とコメントしています。
しかし、ネットワーク接続していないから安全というわけではありません。
XPのサポート終了はとかくネットに接続している場合は危険と考えられがちですが、今後バグが発見された場合も修正はされないのです。
ネット接続以外に致命的なバグが見つかりそのためにシステムの動作にミスが発生しても解決させることは非常に困難なのです。
つまり
独立したネットワークだから影響はない
という考えは大きな間違いです。
いまだにXPを使用することへの疑問
XPは終わったOSであることを強く認識すべきです。
これは個人使用のPCにおいても重要な要素です。
サポート終了のたびにOSを更新させなければならないのか、という声が聞こえてきそうですが
その通りです。
それがパソコンというものなのだという認識が必要です。
筆者は現在Windows7を使用していますがこれもいずれサポートが終了します。
サポートが終了すれば更新しなくてはならないでしょう。
それがパソコンを使うということなのだと筆者は考えます。
東京電力は、これ以上みんなの信頼を裏切らんといて欲しいな・・・
現在、氷の壁で汚染水問題を解決しようとしてるとこやのに、サービス終了したOSを使い続けているってアカンやろ。