8月に入ると夏本番、各地でさまざまな祭りが開催されます。
祭り
と聞くと
が頭の中に浮かび上がってくるのですが、みなさんはどうですか?
- 浴衣
- うちわ
は、
夏を表すもの
やはりお祭りは夏にかけて開催されるものが多いですよね。
夏の祭りというとまずは全国各地で開催される花火大会、町の公園などで開催されているなじみの小さな夏祭りまで8月は多くの祭りが全国各地で開催される月ですよね。
そんなさまざまな祭りの中でも、今回は全国的にも有名な
青森ねぶた祭り
にスポットをあててみました。
青森ねぶた祭りをご存知ですか?
ねぶた祭り
という言葉を一度は耳にしたことがあるという方は多いかもしれません。
というより一度耳にすると忘れられない響きですよね、このねぶたという言葉。
九州南部で生活する筆者でもこの遠く離れた青森で行われる「ねぶた祭り」は知っていますから、知名度は相当高いといえます。
日本三大祭り
- 京都:祇園祭り
- 大阪:天神祭
- 東京:神田祭
に含まれてはいませんが、東北の方は東京の「神田祭」のかわりにこの青森「ねぶた祭り」を三大祭りに入れる方も多いと聞きます。
「ねぶた」って何のこと?
さて、この
ねぶた
という言葉、耳にしたことはあっても意味がよくわからないという方もいらっしゃいますよね。
私もその一人でした。
日頃、ねぶたといわれているものを目にする機会がありませんものね。
「ねぶた」とは、
という意味のようです。
さらにねぶたの語源を調べてみると、
眠たし(ねむたし)
の語幹に由来するといわれています。
地域により
- ねぶた
- ねぷた
という違いがみられます。
ねぶた祭りの由来
青森のねぶた祭りは実は由来や起源は定かではありません。
が、そのなかでも有力とされている説は
七夕祭りの燈籠流し
が変形したというもの。
奈良時代に中国から渡来した七夕祭と古来より青森にあった風習と
- 精霊送り
- 人形
- 虫
などが一体化して人形や扇ねぶたになったという説が有力です。
ちなみに七夕祭とは、穢れを川や海に流す、
禊(みそぎ)の行事
として燈籠を流し無病息災を祈る行事のことです。
ねぶた流しともいわれていました。
現在のねぶた祭りができるまで
現在のように日本でも屈指の大きな祭りとなったのは、戦後といわれています。
明治や大正時代もねぶたはどんどん華やかになり100人で担がなければならないねぶたなどがあらわれました。
しかし、明治当時の青森県令がねぶた祭りや盆踊りなどの類いを一時期禁止してしまったことも。
解禁されてからもさまざまな障害を乗り越え、観光業の流れにうまく乗ったことで、現在のねぶた祭りに成長していきました。
ねぶたが眠たしの語幹からきているというのはおもしろいですよね。
次回はねぶた祭りの見どころについて解説していきます。
ねぶた祭の「ねぶた」の語源は、「眠たし」から来てるねんなぁ~
一つ賢くなったな!