お花見

お花見の幹事になっちゃった。どんな仕事なの?

Written by なつき

冬の終わりを感じさせるもののひとつに、桜の開花予想があります。

入学式の頃に桜の開花が重なると、写真を撮ることが更に楽しみにもなるもの。

そう、まさに桜は春の代名詞。

そしてこの国にはその桜を見ながら、ご馳走を頂いたりお酒を飲んだりする風習もあるのです。

それは遠く奈良時代や平安時代の頃から行われていたということですから、長い時間をかけて愛され続けてきたことが良く分かります。



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まずは仕事の流れから

効率良くやろう

お花見の幹事になると、やるべきことがたくさんあります。

  1. 日時の調整。
  2. 所決め。
  3. 全員にお花見の案内を告知、出欠の確認。
  4. 雨天時の場合の対応。
  5. 二次会の手配。

このへんは基本中の基本です。

③の出欠の確認時に、アルコールを飲むかどうかと、アレルギーの有無を聞いておくといいでしょう。

飲食物の注文の時に必要になってきます。

実際に行ってみること

場所の候補がいくつか決まったら、実際に行って確認することがおススメ。

出来れば『本番と同じ時間帯』に行くことがポイント。

桜の木の大きさや枝ぶり、それからトイレまでの距離(近過ぎず遠過ぎず)、駐車場の有無、公共交通機関までの距離など。

これも仕事だと思って

情報のみを鵜呑みにせず、それを元に下見に行くことが重要です。

先に場所を取られてしまったことを考えて、複数のポイントをピックアップ。

また、忘れないようにメモを取ったり、写真を撮っておくのもいいでしょう。

地図を手に入れれば、ほかの人にも説明しやすくなりますよ。

幹事というお役目を担当することになったのなら、どんな質問にも応えられるように、自分の目で確認しておきましょう。

幹事の腕の見せどころ・・・メニューを決める

火気厳禁!?

『火気厳禁の場所もある』ので、そのへんも事前に要チェック。

まだまだ寒い時期でもあるので、カセットコンロなどを使って温かい鍋物メニューは嬉しいもの。

でも、それがNGになってしまうこともあるのです。

結構メジャーになってきました

そんなお悩み解消に最近お役立ちなのが、『ケータリング』『デリバリー』

お花見の場所まで配達してくれるので便利ですよね。

また、有料になるかもしれませんが、『ゴミの引き取りをしてくれる業者もある』ので、ぜひご確認を。

どんなメニューがあるの?

ケータリングやデリバリーは便利なだけじゃありません。

メニューの方もかなり豊富です。

  • お花見らしさなら・・・ 懐石弁当、お寿司、天ぷら。
  • つまみやすい軽食・・・ クラブサンド、パスタ、サラダ。
  • 女子から支持を得そうな・・・ フルーツ、スイーツの盛り合わせ。
  • ボリューム重視で・・・ ローストビーフ、から揚げ、ハンバーグ、ピラフ、中華点心。

人数や予算などに合ったメニュー立てをしてくれるシステムも。

また人数分の紙皿や紙コップ、おしぼりを付けてくれるサービスもありますよ。

ドリンク類の配達だって

アルコール類やソフトドリンクなどの飲み物を、お花見の場所まで配達してくれるお店もあります。

飲み物は重い物が多いので、車を乗り入れ出来ない場所だと運ぶのも大変。

それだけ人手も必要になってきます。

しかしお店に配達をお願いすると、そんな悩みも解消された上に、指定すれば、冷えた物を届けてもらえるのです。

これは、おススメですよ♪

とにかく場所取りも大変なのです

一番大事なことだけど

とにかくネックになるのが

当日の場所取り

です。

前日の夜中から頑張っている人達もいるようですが、まだまだ夜は冷え込む季節。

一晩中、外で過ごしていたらさすがに風邪ひきそう。

せめて当日の朝からが限度だと思っていいのではないでしょうか。

それでも防寒対策はしっかりすることが大切。ジッとしていると、じわじわ冷えてくるものです。

場所取りに必要な物

ブルーシートの上にブランケットなどを敷いて、その上に座れるようにしたり、折り畳みイスを用意するのもいいでしょう。

トイレなどで席を外すことも考慮して、「場所取り中」と書いた紙を数枚用意。

ガムテープなどでしっかり貼っておくと、留守中に場所を取られてしまうことを防げるはずです。

そうそう、飲み物や食べる物の準備も忘れずに!

苦肉の策だけど…

この場所取り。

なかなかそこに人手を割くことが出来ない場合もあるでしょう。

そういう時の為に「場所取り代行サービス」というものがあるのです。

これは予めこちらが決めていたお花見の場所に行ってもらい、指定した時間までそこで場所を確保してもらうというもの。

要するに、

お留守番

ですね。

事前に料金等を調べましょう

その業者によって違ってきますが、料金は1時間3000円から8000円と開きがあります。

ここで注意してほしいのは、場所取り自体を全て任せる訳ではないということ。

『場所と時間は予めこちらで指定する』というシステムなので、そのへんを勘違いしないようにご注意下さい。

マナーは守って

周囲の人のことも考えて

お花見にはマナーがあるのを知っていますか?

どんなにきれいでも、『桜の枝を折る』のは絶対にNGな行為。

また周囲の迷惑になるようなことも慎みましょう。

くれぐれも大声で騒いだり、ケンカになるようなことがないように。

ゴミは必ず持ち帰る

ゴミを持ち帰ること、掃除をしていくこと、これもマナー。

ゴミ袋を多めに用意しておくことが必須。

また幹事は『サインペン』も持参しておきましょう。

そして参加者の全員に紙コップ・紙皿に記名してもらいましょう。

誰の物か分かることに加え、無駄なゴミを出さない為にも大事なことです。

こちらは、お花見屋形船ですよ♪

こんな眺め方も素敵

料金的にはちょっと高めになりますが、『お花見屋形船』もおススメです。

河の両岸に咲き誇る桜並木を、屋形船から眺めるのも贅沢なもの。

料理もお刺身、天ぷら、海鮮寄せ鍋など品数も豊富です。

だいたい2時間半のクルージングが主流。

料理と飲み放題付きで、1万円程度のコースから用意されています。

ぽかぽか花見

寒いのが苦手な人には屋形船は助かります。

暖房が完備されていたり、コタツがあったりと、寒さを我慢しなくて済むのは本当に有り難いことです。

『準備や片付けの心配要らずで、雨天でも決行できる』という屋形船。

幹事には大助かりなパターンのお花見になりますよね。

「自分流」も大事にして

お相手は自然界

お花見は自然界が相手のイベントです。

雨が降ることも当然考えなければなりません。

その場合、延期にするのか中止にするのか。

もしくは居酒屋などに場所を変えることが可能なのかどうか。

そしてどのタイミングで、それを決定するのか。

天気予報である程度予測はつくものの、微妙な天気の時が困りものです。

これもアピールポイント

しかし、それは幹事の判断力と決断力が物をいう時。

時間は限られているので、いつまでも迷ったり悩んだりせず、幹事の誇りと自信を持って決めてしまいましょう。

決断力のある姿勢は、頼りがいのある人に見えるものです。仕事上でもプラスなポイントであることは間違いなしです。

らしさも大事「今年のお花見」

お花見も年に一度の大切なイベント。

前年度までの内容を引き継いでいくことも大切ですが、新しい形にチャレンジすることも素敵なことだと思います。

みんなの意見がひとつになることは難しいものですが、その意見の中に大きなヒントや情報が隠されている場合もあるもの。

幹事だからと一人で頑張らないで、みんなの力も拝借しながら「今年のお花見」を作り上げていきましょう。

まさケロンのひとこと

お花見の幹事はやることいっぱいだ。。みんなで協力して楽しいお花見にしよう!

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筆者情報

なつき

東京都出身。飲食店で勤務をしながら、趣味で執筆。エッセイコンクール等で入賞多数。2010年からライターとして執筆開始。2014年本格的にフリーとして始動。結婚、恋愛、教育、子育て、スポーツ、健康、保険、季節のイベント等の記事を中心に執筆。2013年FP2級取得。