ネット依存症
アルコール依存症、買い物依存症などは有名ですが、ネット依存症というものが最近になって問題視されていることをご存じでしょうか?
ネット依存症とはどのようなものなのでしょう。
依存症という言葉からおおよそは見当がつくと思いますが、オンラインゲームやメール、SNSなどにハマり溺れてしまう状態のことをいいます。
通勤電車のなかではスマホや携帯を操作している人のほうがそうでない人よりも圧倒的に多いですよね。ではこのような人たちが、全員ネット依存症なのかというと…
ちょっと違います。
ネット依存症の場合、日常生活に支障が出るぐらい依存度が高まってしまっています。
通常の場合よりインターネット接続への欲求が強い状態に陥ります。
例えばSNSに投稿したとします。皆からの反応が気になり、頻繁にネットにつないで確認をする。
自分の投稿に対して何の反応もないと、イライラしてきます。
また、極端な例だと自分の名前をネットで検索しどのように評価されているかを定期的にチェックするようになるケースすらあるのです。
そしてもしインターネット接続を禁じられた場合、禁断症状すら現れてしまうという恐ろしい症状なのです。
インターネット利用により脳が退化する?
禁断症状の具体例を上げると、
- 攻撃的になる
- 疑心暗鬼になる
- 別人格を持つようになる
- 無気力になる
など心身に影響が出てきます。重度の場合自殺を図ることもあるそうです。
インターネットに依存することにより大きな問題が発生することは精神科医などの識者が以前から警鐘を鳴らしていました。
今はわからないことは何でもネットで調べてしまいますし、大抵のことはすぐわかってしまいます。
この行為が日常化することでものを考えることができなくなり、脳が退化してしまうというのです。
長期にわたってそのような状態が続くと正常に物事を判断することができなくなり、先に挙げたような精神面にも影響が出てきてしまいます。
治療方法はあるのか?
最近の調査では20歳以上でネット依存の疑いがある人は270万人もいるそうです。
現在ネット依存の治療をを行っている医療機関は国内に一箇所しかありません。
しかも臨床例が少ないためその治療も試行錯誤を繰り返しているのが現状です。
今後ネット依存症を扱う医療機関は増えていくものと思われますが、治療に関しては非常に厳しい状態であるといえるでしょう。
一人ひとりが危険性を認識し、自己管理に努めていくことが大切
インターネットはとても便利です。その反面依存症という負の側面も持ち合わせています。
ゲームなど趣味や娯楽でネットを利用するときは制限時間を設けるなどして自己管理していくことが大切です。
問題があるからといってインターネットを悪いものと捉えずに、バランスよく利用するよう心がけていきたいところです。
管理人いちむー太が思うところ
思うところがあるので少しコメントさせてください。
心理学者さんがこのようなことをおっしゃられているようですが、それは少し違うんじゃないのかなと思います。
これは、わからないことを辞書や書籍で調べるのとほとんど同じことです。
インターネット普及以前にも同様のことは行われていたはずです。
人間は持っている知識と経験が多ければ多いほど、いざ知恵を絞るときにその質が高まります。
知恵を絞る機会なんて山ほどあると思うんです。
私は大学で情報工学を専攻していたからこそわかりますが、インターネットで得られない知識、情報なんて山ほどあります。
逆に、インターネットで得られるものはさっさと得てしまうべきです。
わからないことはGoogle等の検索エンジンですぐに検索する
いわゆる「ぐぐる」能力。
これを高めることもこれからを生きていくうえで大切だと考えています。
先ほど、「人間は持っている知識と経験が多ければ多いほど、いざ知恵を絞るときにその質が高まる」と言いました。
ということは、持っている知識が少ないほうが明らかに不利になり、多ければ有利になるわけです。
もちろんそれだけが大事だというわけではありません。経験しないとわからないことだってたくさんあると思います。得た知識が正しいのかどうかさえも。
インターネットというものの価値、誤解を招いてほしくはないので、コメントさせていただきました。
ここでいうネット依存症と禁断症状はかなり「よくない」です。
あくまでインターネットというものは便利なツール(道具)だと捉え、利用する(使いこなす)べきだと思います。
のみこまれないように注意したいですね。
ちなみにですが、辞書や書籍などにも間違った情報が記述されていることはありますが、インターネットも同様で、あくまで参考までに…
これは・・・
一日中パソコンと向き合ってることがある、まさケロンは危険信号?