水虫はあまり良いイメージがないですよね。足が臭いとか、不潔にしているから、いまだにそんな先入観を持っている人が多いようです。もちろん、足を清潔にすることは大切ですが、それでも感染するかもしれないのが水虫です。しかし、感染しないように気をつけてさえいれば、とてもかかりにくい病気です。
今回は「水虫にならないための予防策」を5つご紹介したいと思います。
まずは知っておきたい!主な感染源は?
水虫の原因となるのは白癬菌(はくせんきん)という菌です。この菌がもっとも活発に動き、繁殖するのは、
- 温度26度以上
- 湿度70%以上
の環境です。
思い当たる所が何カ所かありませんか?そう、お風呂場と、靴の中です。
水虫の感染源:その1『靴』
水虫に感染している人の靴やサンダル、もしくは室内で履くスリッパなどをちょっと借りてしまったばっかりに、という人、居ませんか?家族同士だとつい油断して、ということがよくあります。
水虫の感染源:その2『風呂場』
ジム、プール、公衆浴場の脱衣場にある足ふきマットは白癬菌の温床です。自宅の風呂場でも安心できません。家族に水虫にかかっている人がいれば、感染のリスクは跳ね上がります。
水虫の感染源:まとめ
屋外では浴場の脱衣場の足ふきマットが要注意ですね。温泉が好きでよく行く人や、ジムに通っている人はスリッパやサンダルなどで自衛しましょう。それと、めったにあることではありませんが、他人との靴、室内履きなどの貸し借りは避けましょう。自宅では家族に水虫にかかっている人も要注意です。履物の貸し借り、風呂場の足ふきマットは共用しないほうが良いでしょうね。
水虫にならないための5つ予防策
- 足を洗うときは指の間まで丁寧に洗う
- 洗ったあとはしっかり拭き取り、乾燥させる
- スリッパ、足ふきマット、爪切りは家族間でもできるだけ分ける
- 2日続けて同じ靴を履かない。
- 職場では靴を履きかえる。
1. 足を洗うときは指の間までていねいに洗う
白癬菌が皮膚に入り込むのに24時間必要と言われています。言い換えると、たとえ菌が足についても、丁寧に洗い流すことで感染は防げます。石けんは普通の浴用の石けんで十分です。足の指の間まで丁寧に一本一本洗いましょう。
白癬菌を落とすため、ごしごし強くこすらないように気をつけてください。皮膚や角質層がふやけたり、傷ついたりすると、そこから白癬菌が入り込みます。従来なら発症まで24時間なの感染のリスクが、一気に12時間に上がります。
2. 洗ったあとはしっかり拭き取り、乾燥させる
家庭でも公共施設でも、お風呂から上がって足ふきマットを使ったあとは、タオルでしっかり拭いてください。足の指の間に湿気が残ったまま靴下を履くと、体温と湿気で白癬菌が大好きな環境を作ってしまいます。
3. スリッパ、足ふきマット、爪切りは家族間でもできるだけ分ける
お父さんが水虫になったせいで、家族全員に感染、というエピソードもあります。白癬菌は繁殖力、生命力の強い菌です。家族の中で水虫の人がいないとしても、発症していないだけで足に水虫の菌を持っている場合もあります。足ふきマットなどは難しいですが、スリッパを履くなどして自衛をしましょう。
筆者が通うジムでは脱衣場ではビーチサンダルを履いている人もいます。そして、「2.洗ったあとはしっかり拭き取り、乾燥させる」も忘れずに!
4. 2日続けて同じ靴を履かない。
靴の中は、白癬菌がもっとも好む場所です。靴は同じものを2日続けて履かないようにしましょう。また、その日に履いた靴はすぐに下駄箱には入れず、よく乾燥させてください。
5. 職場では靴を履きかえる。
前述した通り、靴の中は白癬菌が大好きな場所です。オフィスについたらサンダルなどの通気性の良いものに履きかえてください。健康サンダルや足をストレッチするスリッパなどの機能がついたものを選ぶと、健康にもよくて一石二鳥ですね。
ポイントは足を清潔にし、乾燥させることです。水虫は確かに感染力の高い皮膚病ですが、以上のことに気を付ければ心配はいりません。毎日のちょっとしたことで予防が可能ということをよく覚えておいてくださいね。
靴のお手入れはけっこう大事だと思うよ~!まさケロンは週1でピカピカにしてるんだ。