部屋干しすれば嫌な臭いは当たり前だと思っていませんか?
1人暮らしでは部屋干しになりがち
1人暮らしの洗濯って大変ですよね。朝はやることが多すぎて、疲れて帰ってきた夜になってしまうことも多いのではないでしょうか。そして、夜の洗濯物なので、外に干すわけにはいかず、いやぁな部屋干しをするはめに……。
いやな匂いさえ消せば部屋干しをもっと好きになれる!
ちょっと待ってください。「いやぁな部屋干し」というのは、部屋干しするとイヤな臭いがしてくるからですよね?
だったら、イヤな臭いを防ぐポイントをおさえれば、「いやぁな部屋干し」ではなくなるはず。
今回は、10ものポイントで
「絶対にイヤな臭いを防ぐ方法」
を伝授しちゃいます。
「いやぁな部屋干し」というイメージがなくなれば、「忙しいのに家事はしっかりこなす自分」を素直に褒められるようにもなることでしょう。
つけない!増やさない!取り除く!という3つの視点
臭いの正体は雑菌
世の中の臭いものというのは、大体において雑菌がなすものです。納豆も、汗の臭いも、使い古した雑巾のにおいも、雑菌がついて繁殖したから、あんな風にイヤな臭いを発しています。
洗濯物も同じです。なので、雑菌をつけない、増やさない。ついてしまったものは、取り除くということが重要になってきます。天日干しなら、日光が雑菌を消毒してくれるので、わざわざ考える必要もないんですけどね。
つけない
一度着た服には、どうしても皮膚や空気中から移った雑菌が残ってしまいます。これらは仕方がないとしても、意外とやってしまいがちな洗濯についての行動が、無駄に雑菌をつけてしまっていることがあるのです。
増やさない
これも洗濯中の行動を改善することで、雑菌が繁殖しにくい環境をつくりだすことができます。特に重要なのが、干す時の行動なので、きちんとポイントをおさえておきましょう。
取り除く
「つけない」のところで書いたように、洗濯物にはどうしても雑菌がついてしまいます。生きていくってことは菌にまみれることなんだなあ……なんて浸っている場合ではありません!素早く取り除くためのポイントをおさえておきましょう。
イヤな部屋干しの臭いを絶対防ぐ10のポイント
つけない!……すすぎに残り湯をつかわない
水道代の節約のためにやってしまいがちですが、部屋干しするときには絶対にやめましょう。残り湯のなかでは、体の老廃物と一緒に雑菌が繁殖しています。
「残り湯ですすぐという行為は、洗剤で消毒した後に、雑菌をまぶしているようなもの」だと知りましょう。
つけない!……洗濯槽の汚れを落とす
洗濯槽の裏は、いつも高温多湿状態なので、黒カビの温床です。もし黒カビが繁殖した状態で選択しているとすれば、カビ臭さが洗濯物に移ってしまうのは必然です。定期的に黒カビを取り除きましょう。
最近は、洗濯槽の黒カビについては、CMでもお馴染みですので、薬局で「洗濯槽のクリーナー」について尋ねれば、すぐに見つかりますよ。
増やさない!……早く干す
洗濯槽の中は、高温多湿で菌が増えるには絶好の環境です。早くその中から、あなたの体の一部となる衣服たちを救い出してあげてください。
増やさない!……アイロンをかける
じめじめっとした状態は、菌にとってふかふかのベッドのようなものです。少しでも早く乾くようにするために、アイロンをさっとかけて、目に見える水分を飛ばしておきましょう。
増やさない!……風呂に干す
高温多湿は菌の温床と書いてきたので、風呂場に干すというのは意外に思われるかもしれません。
しかし、実は「風呂場というのは換気設備が一番強力」なので、風呂さえ使わなければ、最も選択に適した部屋として使えるのです。
取り除く!……熱い湯につける
菌は人肌くらいの温度では活発になりますが、熱い湯でなら死滅させることができます。熱湯消毒というのがあるくらいです。やり方としては、
- 洗濯物を30分間50℃のお湯につけてください。
- その後、そのお湯ごと洗濯槽に入れて、洗濯すればOKです。
ただし、洗濯物によっては50℃のお湯が適さないものもありますので、洗濯表示をチェックしてからにしましょう。
取り除く!……洗濯物をためない
1人暮らしだとやってしまいがちなのですが、洗濯物をためないようにしましょう。
というのも、「洗濯槽というのは満杯にした状態では、ベストなパフォーマンスを発揮しないようになっているから」です。
なので、満杯にしてしまうと、十分に汚れや雑菌を取り除くことができないのです。
取り除く!……洗剤は適正量を
イヤな臭いを防ぐために多めの洗剤を入れる、というのはやってしまいがちな勘違いのひとつです。
適正量というのはスムーズに溶ける量をメーカーが計算して表示したものなので、「適正量以上に入れると溶け残りが生じ、それが雑菌のエサとなる」からです。洗剤が雑菌のエサになるなんて意外ですよね。
取り除く!……酸素系漂白剤を入れる
大切な衣類は別に洗うようにする必要がありますが、かなり効率よく、雑菌を死滅させられる方法です。入れすぎると、衣類の劣化が早まるのでご注意を。
※危険なので絶対に塩素系漂白剤とは混ぜないようにしてください。
取り除く!……アルコールスプレーをかける
これは最後の仕上げです。「業務用エタノール」を買ってきて、霧吹きに入れ、干した洗濯物にふきかけていってください。最後の生き残りの雑菌たちを退治することができます。
3つのステップで、部屋干しのイヤな臭いを絶対に防ぐ10のポイントを紹介してきました。全部を毎回やるのは大変かもしれませんが、この洗濯物には絶対臭いをつけたくない、ということもあるはず。そんな時は、今回紹介した10のポイントを試してみてくださいね。
「部屋干ししたでしょ」って言われないようにしたいよね〜!