雑談で盛りあがるには内容なんてどうでもいい
雑談力のある人は人脈もある
雑談力の本が売れているようですね。確かに雑談というのは大切です。初対面の人と仲良くなるには、雑談から入るしかありません。それも、どんな場所でも、どんな人とでも雑談ができる人というのは、おそろしく人脈を持ってる場合があります。
雑談が上手な人というのは
「また話したい」
と相手が思ってしまう人なのです。
雑談力のある人=聞き“出し”上手
しかし、雑談がうまいと呼ばれている人の会話の内容を聞いても、その人自身はほとんどしゃべっていないことに気が付くでしょう。話し上手な人は聞き上手というのは、いろんなところでいわれていることです。しかし、私は聞き上手だけでは足りないと思います。
雑談力のある人は、
「聞き出し上手」
なのだと思います。
話の内容以外がキーポイント
相手の話を引き出すのに言葉を使っていくと、
「なんだこの知りたがりは?」
と相手は疑念をもってしまいます。特に初対面の場合は警戒されるでしょう。
そこで「聞き出し上手」になるために重要なのは、話の内容以外の部分なのです。
内容以外の3要素に注目しよう
間
まず大事になってくるのが、相手が何かを言ってからの沈黙です。
これを人は
「間」
と呼びます。
何か言ってから、すぐに何か反応をしてしまうと、相手は考える時間が生まれません。打てば響くような雑談は、ものすごく意気投合しているように見えて、実は長続きしないものです。それに終わった後、疲れてしまうので、「また話したい人」からは一歩遠ざかってしまいます。
あえて沈黙をつくることは、最初違和感感じるかもしれません。しかし、相槌を打つにしても、2秒ほど入れておくと、いかにもしっかり受け止めている感じがします。なおかつ相手も考えることができるので、徐々に相手が話を膨らましていくパターンになりやすいです。
また、自分の考えをしっかりまとめて話すことができた人は、
「あの人には不思議と考えをまとめてしゃべることができた!」
と心地よさを感じるので、「また話したい!」と思ってもらうことにつながるのです。
リアクション
相手が何かを言ったときに、「間」を作るのが大事だとはすでに述べました。しかし、この時に、全くの無反応では、相手が不安になってしまいます。なんらかの体のアクションでリアクションをとるようにしましょう。
このリアクションは、「うなずく」だけでなく、できるだけ自然なものでバリエーションをもっておいたほうがいいでしょう。ずっと同じリアクションだと、あなたのリアクションに適当さを感じてしまいます。
自然なリアクションというと、
- 笑いながら首を横にふってみるとか、
- 上を仰ぎ見てみるとか、
- あごをさすってみるとか、
- からだを傾けてみるとか、
ふつうは「あいづち」とみなされないものでも、実は話相手のほうはリアクションとして見ているものなのです。
この自然なリアクションのバリエーションは、思い付いたときに実践していきましょう。なので、気遣いのいらない間柄の人とでも、リアクションの練習をして自分流のリアクションのバリエーションを編み出しておくと、あとあと役立ちます。
また、すでに仲良いひとでも、きちんとリアクションをとってくれる人には、さらに好感をいだいてくれますよ。
うながし
話を聞いたら、
「へえ~、それからどうなったの」
と単純に話の先をうながすものや、
「ということは、○○ってこと?」
と要約しつつ話のつづきを促すなど、話の先を適度に促すと自然に話は膨らんでいくでしょう。また、話の先を促すことで、相手はどの部分に興味をもったのか感じ取ります。
もし、会話を盛りあげることを最優先課題にするのなら、相手の重要事項を感じ取り、その部分について話の先を促すようにしてみましょう。話したいことを話すタイミングを得た相手は、水を得た魚のように滔々としゃべってくれることでしょう。
雑談で盛りあがるために1番大事なこと
それはあなたの観察力です。今回は「間」「リアクション」「うながし」と3つの要素で、雑談を盛りあげる方法をレクチャーしました。これらはどれも観察力無しではなりたつものではありません。観察といっても、目だけではありません。耳と記憶をよくつかえば、あなたの雑談はきっと楽しいものになっていきますよ。
まさケロンはリアクション得意だよ〜!これが驚いた表情!!!!あらぶるお腹のモニター!!