ベランダで、洗濯物干そうとして、「鳥のフン」が落ちていることにありませんか?暖かくなって、公園でお弁当食べようと昼休みに出かけてみたら公園の敷石にびっしりと鳥のフンが落ちていたりして、食欲がなくなったてしまったことは?
このように、鳥のフンが落ちている時は「ハトのフン」が多いです。すずめやカラスももちろんフンをしますが、すずめは個体が小さいですので、害になるほどではありません。カラスもフンはしますが、それよりも、ごみの収集所を荒らす被害の方が深刻ですよね。
公園ならいざ知らず、自宅のマンションのベランダにハトのフンが落ちていたり、洗濯物取り込もうとしたらお気に入りのお洋服にハトのフンが。とても嫌な気分になりますよね。
不快なだけではない!とても危険なハトのフン
カラスがゴミ捨て場を荒らすのはとても迷惑です。しかし、ハトのフンの被害の方が深刻です。
「ハトはばい菌がいっぱいだから触ってはいけない」
と、子どもの頃に教わった事はありませんか?
とりわけ、ハトのフンにはたくさんの病気を媒介する菌がたくさん入っています。乾燥したフンを吸い込んだとき、肺から感染することで、脳炎や髄膜炎、肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患を起こします。
- クリプトコックス症
- オウム病
- ニューカッスル病
- ヒストプラズマ症
- トキソプラズマ症
さらには喘息(ぜんそく)などのアレルギーを引き起こすものもあり、ベランダや庭に放置しておくのはとても危険です。
乾燥したフンが危険!
たとえば、ハトのフンが頭や体についた、そのときはさほど深刻ではありません。普通にシャンプーや石けんでよく洗い流しましょう。服の場合は、洗剤でよくこすり洗いをすれば問題ありません。
危険なのは、「乾燥したフン」です。乾燥したフンを吸い込むと、とても危険だからです。また、雑巾で拭き取るのも良くありません。手に傷があれば、そこから感染しますし、掃除のあとの雑巾も、即処分しなければ、拭きとったフンが乾燥し、室内に飛散します。
ハトのフンの掃除の掃除方法
掃除に必要なもの
- マスク
- 使い捨ての手袋
- キッチンペーパーや古新聞、捨てても良い雑巾など
- ぬるま湯
- ごみ袋
- 消毒用のエタノール
- ハイター(漂白剤)、カビキラーなど
気をつけること
ハトのフンを掃除をする時は、大げさかと思うかもしれませんが、手袋とマスクはきちんとつけましょう!上述したように、乾燥したものが飛び散り吸い込むんだり、傷口から体内に入ると危険です。そのためにも、
- ぬらしてから掃除をする
- ほうきで掃かない
- 部屋の中に入らないように必ず窓を閉める
- 風の強い日の掃除は避ける
ハトのフンの掃除の手順
- 手袋とマスクをつける
- ぬるま湯をかけて柔らかくする。お湯をかけすぎで、溶けたフンが流れ、広がらないように気を付ける
- フンがやわらかくなったら、キッチンペーパーや古新聞、雑巾などでこすり、汚れを落とす。
- 拭きとったものはすぐにごみ袋に入れてる
- 拭きとったあとに、漂白剤などの塩素をかける。(※スプレータイプが便利です)
- もう一度拭き取る
- 消毒用のエタノールをかける。(※スプレータイプが便利です)
ベランダのキッチンの金属の手すりに着いた時は、キッチンペーパー、新聞紙をのせその上からたっぷりと消毒用のエタノールをかけ湿らせてから拭きとってください。
あとは、ハトがベランダに近づかないようにしましょう。ハトがなぜベランダに来るのかといいますと、天敵が近づきにくいため、巣を作ろうと何度も偵察にくるのです。
- ベランダに物を置かない
- ベランダに置いているものの位置をこまめに変え、人が出入りすることをわからせる。
など、予防策として試してみてください。
やつら場所を選ばず用をたすから困ったもんだよ。巣と一緒にトイレもつくりなさいよって!