全国区の黒砂糖のお菓子
かりんとう
黒砂糖のお菓子の代表格ではないでしょうか。駄菓子タイプと高級菓子タイプがあります。昔ながらの駄菓子タイプのかりんとうは、
- 小麦粉
- 砂糖・水・イースト
- 食塩・重曹
など練り合わせ、棒状にした生地を油で揚げ、黒砂糖で作った蜜をからめて乾燥させて作ります。
黒蜜
和スイーツでおなじみの黒蜜は、黒砂糖を水に溶かして煮詰めたものです。みつまめ、わらびもち、くず餅、関西ではところてんにかけて食べます。夏はかき氷にかけてもおいしいですよね!きな粉との相性が抜群で、黒蜜×きな粉のスイーツはたくさん種類があります。
黒糖まんじゅう
- あんこを作るときに黒砂糖を使う
- まんじゅうの生地に黒砂糖を練り込む
と、2タイプあります。中には、生地、あんこの両方に黒砂糖が入っているものもあります。中には黒糖まんじゅうをカリッと揚げて、かりんとうのような風味を出している製品もあります。
地方限定の黒砂糖のお菓子
ちんすこう
地方の黒砂糖の味といえばちんすこうでしょう!ちんすこうは琉球王朝の時代からあった伝統菓子です。王宮の料理人が、中国で習った菓子と日本の菓子を合わせ、琉球独自のお菓子として作り上げたものです。
食べるとポロポロと崩れやすいため、米軍基地で使われていたクッキーの型抜きを再利用し、ひと口サイズにしたのが現在のちんすこうです。小麦粉、砂糖、ラードが原料です。定番の味は黒糖味の他に紅いも味、海塩味、ごま塩味があります。
うず巻
静岡県浜松市のお菓子です。かつてはたくさんの菓子店で製造されていましたが、現在は「卯月園」という菓子店だけで作られています。
- 小麦粉
- 黒砂糖
- 重曹
- 水
を混ぜ合わせた生地を鉄板でクレープのように焼き、うずまき状に巻きます。生地だけを巻いたものの他につぶあんを入れて巻いたタイプもあります。素朴な、昔風のお菓子です。
那智黒
和歌山県を代表する観光土産の黒あめです。
正しい商品名は
「黒飴那智黒(くろあめなちぐろ)」です。
熊野特産の那智黒石で作られた碁石にちなんだお菓子と言われています。黒砂糖をふんだんに使って、濃厚な甘さです。高野山などの門前町で販売されているのですが、値段も手頃でサイズも小さいため、参詣土産として人気です。近畿圏ではスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも売られていて、昭和の頃に流れていたCMは有名です。
海外の黒砂糖のお菓子
黑糖糕(ヘイタンガオ)
台湾、澎湖名物の黒糖蒸しケーキです。小麦粉だけでなく、もち米粉も使っているのが特徴です。蒸して、ごまを振ってあるのが中国菓子らしいですね。
「黒飴那智黒(くろあめなちぐろ)」のCM癖になるね。おばあちゃんの「へいへーい!」が頭から離れなくなってきたぞ~。