似ているけれど、非なるもの
デキる人は違いがわかる?
「似ているようで実は別物、でもその差を問われると即答できない」
こういう物って意外と多いかもしれません。例えば「チャーハン」と「ピラフ」の違い分かりますか?。見た目はほぼ同じですよね。
チャーハンは中華料理で、ピラフは洋食?
確かにその通りなのですが、ちょっとざっくりしすぎていて、説得力に欠けるかも。
正解は、チャーハンは「炊いた米に具材を混ぜて炒め、味付けして完成」
対してピラフは「炊く前の生米を炒めた後、炊飯して出来上がり」
なのだそうです。(ちなみに筆者はチャーハンの方が好きです)
つまるところ、豆知識や雑学の分野ではありますが、こういう情報が「頭の引き出し」に入っている人って好奇心が旺盛である、っていう感じがしませんか?
好奇心といえば、他人の給料明細と健康診断の結果は気になる情報ですよね(?)
そろそろ人生の折り返し地点が見えてくる、中高年の方々は特に同僚の健康診断結果は興味がある情報といえます。
子供のころの通信簿のように見せ合いっこはもうできませんけれど「どうだった、健診の結果?」なんて声をかけ、探りを入れたりした経験、ないですか?
今回は「スムーズに話題を健診に向ける方法」について紹介したいと思います。
病気と症候群
「知ってるか、症候群ってさ…」
話題を健診にスムーズに向ける方法、それは
「知ってるか、病気と症候群の違いってさ…」という問いかけです。
相手が、
「えっ、何それ知らない」
「実は前から気になっていたんだよね」
などと食いついてきたらこっちのものです。
健康関連の話題から健診について触れるのは自然な流れであることは言うまでもありません。でも二つの違いを本当に知らないと、大変なことになってしまいますよ。
それでは詳しく見ていくことにしましょう。
まず「症候群」と聞いて。
どのようなイメージが浮かびますか?
様々だと思いますが、
- 「病気以前の注意しなければならない状態」
- 「比較的新しい病気」
といったイメージが強いような気がします。
ちなみにちょっと話がそれますが「病気」という言葉は一般の人たちが使うものであり、医師などの専門家は「疾患」や「疾病」という言葉を使用するのだそうです。
意味は同じらしいですが、一般的には「病気」のほうがわかりやすいので、本記事では「病気」という言葉を使います。
「症候群」とは何ぞや、に戻ります。
「病気」には「原因」と「症状」があります
例えば熱中症は、長時間炎天下にいると、しびれや吐き気などの症状が起きます。このように原因がはっきりしているものは「○○症」と呼ばれていますよね。
対して「症候群」は、原因が不明であったり、複数だったりした場合、病名に代わるものとして付けられるものです。
もしもの話ですが、熱中症と同じような症状が現れても「原因が特定できていない」としたら「熱中症」ではなく「熱中症候群」と呼ばれていたかもしれません。
では厳密に使い分けられているかというと、例外もあります。原因が特定できているにもかかわらず「○○症」ではなく「○○症候群」のままという例もあるそうで、
「同じ症状が出る病気のまとめ的な名称」
という使われ方もされています。
好奇心もいいけれど…
さあ、これで「症候群」についてはバッチリです。あとは、あなた次第。
でもちょっと考えてみてください。その好奇心、方向が違っていませんか?
同僚の健診結果を聞いて、
「よかった、自分の方が健康だ」
と安心したい、そんなちょっと歪んだ目的のためではないですか?
そうだとしたらそれはちょっと感心しません。健診の結果はプライベートなものなので、それを無理に知ろうとするのは、あまりよろしくないですよね。普段一緒に過ごしているのだから、
「アイツ、ちょっと元気ないなあ」
なんて、すぐに気がつくはず。
「飯でも一緒に食うか」
と声をかけてみる。
食事をしながら、
「知ってるか、チャーハンとピラフの違いってさ…」
思いやる気持ちはきっと相手にも伝わるはずです。
ちなみにまさケロンもチャーハン派だ。