皆様は正月と聞くと、いつからいつまでを想像されますか?
だいたいの方が1月1日から3日または7日をイメージされると思うのですが。
実は、正月というのは旧暦の1月の別名であったってご存知でしたでしょうか?
なので正確に言うと、正月というのは1月31日までのことを指すのだそうです。
そう考えると、年末年始の休み明けに正月気分が抜けてないと言われてもまだ正月だしと言えるわけですね。
でも最近では、すっかり3が日や松の内と混同されているので
この言い訳は通じないかもですが・・・
ちなみに松の内も元々は1月15日までだったのが、江戸時代に1月7日に飾り納をするように
幕府からお達しがきたので、それに伴った考えが徐々に広まっていったそうです。
この時一緒に左議長も禁止されたとのことです。
なんでもこの松の内短縮は注連飾りを燃やすこの左議長による
火災予防の一環
だったそうです。
たしかに、冬は乾燥してただでさえ火災が起きやすいですもんね。
特に江戸時代なんかは家は木でできていますし、一度火の手があがってしまったら一気に広まるので少しでもその危険を減らしたい気持ちは分かるきがします。
実は門松にはこんな意味がありました
お正月の飾りと言えば注連飾りだけでなく
門松
も有名ですよね。
こちらも設置期間がちゃんとありまして、飾り納はだいたいは7日に片付けるのが一般的です。
ところが、地域によっては15日の小正月まで飾っていたり、地域や神社によって様々なようです。
そして飾り始めの時期なのですがこちらは
12月13日以降
だったらいつでもいいようです。
この時期の町は、クリスマスモード一色なので門松を飾っていたところがあったか、記憶にはないのですが、こんなに早くからお迎えできるものなんですね。
12月13日以降に山から松ノ木を持ってくる松迎えを行うことで、山から歳神様をお迎えしたことになるそうです。
門松っていうのは歳神様を迎え入れる依代だったんですね。
そのせいかはわかりませんが、飾り始めの日はクリスマスは避けられるようです。
他にも12月29日に飾ると二重苦や最後の9のつくひなので苦待つなど、苦松として忌みられているようです。
また12月31日に飾るのも一日飾りや一夜飾りと言って、神様を疎かにしているとして避けられているとのことでうす。
理由を聞くとたしかにと思ってしまいますね。
かつてお正月は
元々お正月は夏にあるお盆と同じでご先祖様を祀る行事だったそうなのです
しかし、だんだん仏教の影響が強くなっていくとお盆は仏教行事である盂蘭盆と一緒の先祖供養の行事とになり、お正月は歳神様を迎えてその年が豊作であることを願う神祭りとなっていったそうですね。
毎年当たり前のように過ごしているお正月ですが、改めて調べてみると知らないことばかりでした。
皆様良いお正月(1月)をお過ごしください。
こういった日本の昔からの行事っていうのは、その意味をちゃんと把握しておかんと外国の人とかにきかれた時に、恥をかくことになりかねんで。
まさケロンも、昔外国に行った時色々きかれたけど事前に勉強していったから恥かかんですんだよ!