年が明けて早くも11日がたちましたね。
最近時間がすぎるのが早く感じます・・・
さて皆さん、2月8日は何の日かご存知でしょうか?
関東地方の方は「ピンッ」と来たと思います。
針供養の日です。
関西地方や九州地方の方では、12月8日が一般的ですね。
針供養って折れた針を供養する行事なのですが、ちゃんとした意味を知っていますか?
そこで、今回は針供養について調べてみました。
針供養とは?
針供養とは、簡単に言うと折れたり、曲がったり、錆びて使えなくなった縫い針を供養する行事です。
そして、近くの神社に納めます。
または、針を豆腐やコンニャクなどの柔らかいものに刺し供養するのです。
昔は、土の中に埋める習慣もありました。
豆腐などの柔らかいものに針を刺す理由は、今まで硬い生地に刺されてた針を、最後は柔らかい物の中で成仏して欲しいという優しさから来ています。
針供養の起源
針供養の起源には、いくつかの説があります。
中国の説
中国には、もともと針供養のような行事があり、これが日本に伝わったと言われています。
そして、日本古来からもともとあった「事始め」が淡島神社などの我が国の行事と交じり合って、やがて変化し現在の針供養になった。
東北地方の言い伝え
その昔、東北地方のあるところで、姑に嫁がいじめられていました。
そして、針山の針を盗んだという無実の罪を着せられたのです。
その羞恥に耐え切れず嫁が海に身を投じたのです。
その日こそが、2月8日で供養が始まったのがこの日からと言われています。
縫い針を収める神社
地域によって日にちは違いますが、12月8日と2月8日の両日とも針供養が行われる神社がいくつかあります。
法輪寺
京都市右京区にあります。
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2月8日と12月8日の両日とも、針供養を行っている仏教寺院です。
この寺院はとても古く
- 今昔物語集
- 枕草子
- 平家物語
などに出てきます。
大阪天満宮
大阪市北区にある神社です。
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別名「天満天神」「浪華菅廟」「中島天満宮」などと呼ばれています。
関西にある神社ですが、2月8日に針供養を行っている神社です。
浅草寺
東京都台東区浅草の浅草寺にある淡島堂で2月8日に針供養が行われます。
やっぱり、日本人としてこういう古くからの行事っていうのは大切にせなアカンで!
もし外国の人に、「針供養ってなに」ってきかれた時に答えられへんかったら恥ずかしいでぇ~