健康・医療

万能細胞のstap(スタップ)細胞がiPS細胞に続き登場!

Written by たき

万能細胞と言えば昨今有名になったiPS細胞が有名ですが、最近また新たに万能細胞を作成する方法が発見されました。

その新たに作製された万能細胞というのがstap細胞(スタップ)です。

理化学研究所の小保方晴子ユニットが作製に成功しました。

iPS細胞の作製と違い、弱酸性の刺激を与えるだけで作製できるのが大きな特徴です。



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stap細胞とは…

人や動物を構成するあらゆる細胞に分化することができる万能細胞の一種です。

ちなみにstapとは刺激惹起性多能性獲得の英語表記時の頭文字を取っています。

英語表記にすると、

stimulus triggered acquisition of pluripotency

です。

iPS細胞との違いは?

iPS細胞は数種類の遺伝子を細胞に組み込むことで作ることに対して、このstap細胞は細胞を弱酸性の溶液に入れることで細胞に刺激を与えるだけで作ることができます。

またiPS細胞の方法で万能細胞を作る際成功率は0.2%なのに対し、こちらのstap細胞では7~9%と成功率も高いです。

但し生後1週間以内のマウスの細胞を使用した場合に限る

iPS細胞作製の際に遺伝子操作を行うことによって生じるガンになるリスクも低くなります。

それは、stap細胞では外的な刺激を与えるだけなのが特徴だからです。

万能細胞の作製期間もiPS細胞の2~3週間より短くより簡単に万能細胞を作製できると言えます。

どうやって作っているの?

stap細胞の研究の中心になった小保方晴子さんによると、マウスからとったリンパ球を弱酸性(pH5.7)の溶液に30分漬けた後、培養液に移すと2日以内にリンパ球本来の性質を失います。

更に7日目には、細胞の数自体は当初の5分の1ほどに減っているが残った細胞のうち3~5割程度が万能細胞の性質を示していたそうです。

この万能細胞を他のマウスの受精卵に移植すると、身体のありとあらゆる部分にstap細胞が交じった体細胞を持つマウスが生まれます。

このことによってstap細胞があらゆる細胞に変化することが証明されました。

また弱酸性の溶液に漬けるだけでなく細い管に通したり、毒素をかけたりなどのストレスを与えることによっても初期化(万能細胞化)に成功したそうです。

iPS細胞が登場したときも凄い騒ぎになりましたが、今回はそれ以上になりそうですね。

科学は日進月歩ですが、こと最近の再生医療分野での発達は目覚しいものがあると思います。

研究が進むことによって、よりリスクが少なく安全に利用できるようになる日が待ち遠しいですね。

まさケロンのひとこと

指が無くなっても再生できるような医療技術が生まれるかもしれへんなぁ~
だからといって、自分の体を粗末に扱ったらアカンで!

masakeron-oko


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筆者情報

たき

TRENDRIPPLE(とれんどりっぷる)応援キャラクターの「まさケロン」になりたいと思っていますが、なれそうにありません。