認知症
年齢を重ねるごとにそのリスクは高まり、将来なるかもしれないという不安に苛まれていらっしゃる方も多いと思います。
看病もどうしていいかわからず、患者さんも看病している家族も疲れきってしまうこともあるかもしれません。
そんな認知症に魔法のようなケアがフランスで開発されました!
それがタイトルにもありますユマニチュードというもの。
今回はそんなユマニチュードについて調べてみました。
ユマニチュードとは
ユマニチュード(Humanitude)とはフランス語で人として接するという意味を持っていまいます。
人を看病しているのだから1番当たり前のことかもしれませんが大切なことですよね。
ユマニチュードはこれを基本に置いたケアになります。
どういう風にするのか?
では実際何をするのでしょうか?
基本的なことは4つあります。
- 話しかける:穏やかに、相手が心地よく感じるように
- 見つめる:本人に正面から
- 触れる:本人の意思を尊重してそれを支えるように
- 立つ:立つだけで筋力が鍛えられ機能改善につながる
これらがユマニチュードのポイントになり、またユマニチュードはこれらを実践するためのケアをする方とされる方の信頼関係作りの集大成といえます。
見つめると言ってもただ見るのではなく、どうやって見つめたら信頼関係が作りやすいかなどのテクニックになります。
例えば上から見下ろすような見方だと、相手は見下されたような気分になると思います。
私たちもそうですよね。
ですので顔の正面から見て距離も20cmほどで長い時間見つめてあげます。
正面から見つめるのは認知症の方は視野が狭くなってしまっているからだそうです。
他にも触るのは感度が低い背中からとか、手順を大事にして急に触るのはダメとかなど。
こういうケアは個人個人ではされていた方もいらっしゃると思います。
ユマニチュードはそれらを体系化したものと言えます。
徐々に広まっているユマニチュード
ユマニチュードのテクニックはシンプルで分かりやすいものが多いのでご家庭でも取り入れやすいと思います。
見つめて、話しかけて、触れて、自力で立てるように支援する私たちにとって当たり前のことは、ケアされる方にとっても当たり前のことなんですよね。
徐々に広まっていってるとは言っても、まだまだユマニチュードという言葉自体聞いたことがある方は少ないのが現状です。
これから更に広まっていってケアされる方もする方もより快適になれたら素晴らしいですよね。
認知症の看護はホンマに大変なことなんやで。
正しく接してあげないと、更に悪化することもあるから注意せんとアカンで!