3月21日は春分の日。
春分の日というと
春彼岸
ですよね。
と思う方は多いと思いますが、お彼岸の意味や由来ってご存知ですか?
いやいや・・・
私ですよ、お彼岸の意味をよくわかっていなかったのは。
でも、やはり昔から伝わるしきたりはキチンと意味を知って後世に伝えていきたいですから、いろいろと調べてきました。
もし、私と同じようによく知らなかったという方はぜひ、目を通していって下さいね!
お彼岸の意味
「彼岸」とは実は向こう岸という意味があります。
仏教用語です。
向こう岸=極楽浄土
という意味あいになります。
それに対して此岸(しがん)という言葉は
此岸=こちら側
つまり娑婆の世界を指すんですね。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、その距離は計りしれないほど。
太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分はその遥か彼方にある極楽浄土に通じやすくなる日といわれ、ご先祖様の供養をするようになりました。
ちなみに「お盆」はご先祖様が戻ってくる日とされていますよね。
お彼岸とお盆は実は意味は全く違うんですね。
お彼岸の食べ物
お彼岸は春分の日をはさんで7日間のことをいいます。
お彼岸の時の食べ物というとズバリ
牡丹餅(ぼたもち)
または
お萩(おはぎ)
この2つ同じものですが、どういう違いがあるかご存知ですか?
蒸した餅米をあんこで包んだとてもおいしい食べ物ですよね。
これ、季節の花にたとえて、春のお彼岸にお供えするものを牡丹餅、秋のお彼岸にお供えするものをお萩と言うんです。
なんだかよくわからずに使っていましたが、季節によって呼び方をかえるなんて日本人の繊細さ、風流な心が現れていて素敵ですよね。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉
春分は春の折り返し地点、秋分は秋の折り返し地点といわれています。
春分の日以降は昼が長くなっていき、秋分の日以降は夜が長くなっていくとされているんですね。
さらに、お彼岸は、悩み、苦しみ、迷い、煩悩に惑わされる娑婆の世界の人間が、悟りの世界、極楽浄土の世界と通じることのできる日といわれていることにちなんでいるのです。
寒さ、暑さも彼岸までだという言葉の中には、寒さ、暑さの苦しみ、またさまざまな悩みも彼岸のころには和らいでくるよ!
という励ましの意味も含まれた言葉だと言われています。
季節の変わり目、そして先祖を敬う日本人の心を掛け合わせたとても優しい言葉ですよね。
お彼岸、ただお墓参りに行く日というわけではなく、季節の変わり目と日本人の心を表しているとても素敵な日だったんですね。
もうすぐ、お彼岸、日本のしきたり、大切にしていきたいですね。
お彼岸は、昔の人が考えた先祖を思う気持ちから生まれたんとちゃうかな。
こういう日本の文化は、大切にせなあかんでぇ~