たけのこ(筍) 食の豆知識

筍の驚き薬効パワー。成人病予防とダイエットはお任せ!

Written by すずき大和

春たけなわ、麗しい季節となってきました。

山野の春の味覚も

旬の季節

を迎えています。

山菜取りや野草摘みにお出かけの人もいらっしゃるでしょう。

竹林にいけば、筍堀りが楽しめます。

これらの春の味覚の多くが、ミネラルや食物繊維を豊富に含み、冬の間停滞しがちな体の働きを目覚めさせる効果があります。

中でも、筍の持つ健康パワーは、メタボに悩み、成人病と闘う現代人の美容と健康の促進に、力を発揮してくれます。



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食物繊維とカリウムがからだをお掃除

食物繊維が便秘、動脈硬化、大腸がんまで予防する

代表的な成分は、不溶性の

食物繊維セルロース

です。

便の量も増やし、腸の動きを活性化して便通を促進します。

腸内の老廃物も発がん物質もコレステロールも、有害物質をまとめて吸着して排出してしまうので、

  • 大腸がん
  • 動脈硬化

などを予防します。

塩分取り過ぎとさようなら カリウムが高血圧を予防する

筍はまた、カリウムの含有量が多いことでも知られています。

ナトリウムを体外へ排出する働きを持つカリウムは、取り過ぎた塩分を尿といっしょにどんどん外へ出してくれるので、

高血圧予防に有効です。

多種多様なアミノ酸が生む数々の効果

脳を活性化させ集中力とやる気を高めるチロシン

筍を茹でた時に、白く粉を吹くように出てくるものは、アミノ酸の一種

チロシン

です。

ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を作る原料となります。

代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの原料にもなります。

これらが増えることで脳が活性化され、集中力が高まります。

やる気も湧きやすくなるので、うつ病や認知症など脳の病気の予防や治療にも有効だと、近年研究が進められているところです。

旨み成分も疲労回復効果も・・・まだまだいろいろ入ってます

筍に含まれるアミノ酸は他にもいろいろあります。

旨み成分グルタミン酸、疲労回復に効果的なアスパラギン酸も含んでいます。

他の野菜に比べて取り立てて大量に含んではいませんが、

  • たんぱく質
  • ビタミンB1・B2
  • カルシウム

もあり、多様なミネラルがいろいろ摂れる食品なのです。

上手にたくさん食べてダイエットにも活用を

食べでがあってローカロリーなダイエット食品

食物繊維とミネラルが豊富、香りも良くて歯ごたえもあるので、しっかり食べた感じがする野菜です。

しかも、脂質や炭水化物が少ないのでローカロリーです。

これはもう、ダイエットにはもってこいですね。

但し、食物繊維なので、あんまり大量に食べるのも良くないです。

そこはお腹に優しい量にしておいてください。

灰汁だけちょっと注意しましょう

いろいろな成分が豊富に含まれる中には、灰汁やえぐみの元になるものもあります。

多くの根菜の灰汁はポリフェノールという食物繊維で、からだに良い物だったりしますが、筍の灰汁はシュウ酸とホモゲンチジン酸という、えぐみの元にもなるあまりありがたくない成分です。

これは、掘り出されたことによるストレスを感じて作られる物質なので、堀りたての新鮮な筍にはあまり含まれていません。

できるだけ早く食べるか、しっかりあく抜きすれば大丈夫です。

和洋中いろいろ使えて、瓶詰にして保存も利く筍は、料理する立場でもなかなか役にたつ優れモノです。

旬の季節に毎日いろいろ料理して、家族の健康促進にぜひ活用したいですね。

まさケロンのひとこと

筍がダイエットにええって知らんかったわぁ~
栄養になる成分がたくさん含まれとるんやね!

masakeron-happy


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。