見渡す限りの広大な大地を白やピンクの花が埋め尽くすように咲く
芝桜
そんな芝桜公園の便りがニュースに出てくる季節になりました。
北海道のような寒い地域でも、丈夫に根付き、乾燥や害虫にも強く、圧倒的な繁殖力で群生するこの花には、その咲き誇る見た目から連想される花言葉がいくつもあるんです。
ご存知でしたか?
一面に広がる花の絨緞の光景の圧巻
目に入ってくるのはどこもかしこも芝桜ばっかり
地面を覆うように広がって繁殖する芝桜が10ヘクタール以上群生している芝桜公園。
と、いう雰囲気を語っているように、芝桜の花言葉の筆頭には
- 合意
- 一致
- 一筋
という言葉が並びます。
しかし、鮮やかな色で可憐に主張されているせいか、そんなに威圧的なニュアンスではないようで、
- 温和
- 協調
なんていうのもあります。
インパクトのある美しいビジュアル
淡いピンクの桜と違い、ビビットカラーの艶やかな色の与える印象は、もっと強く刺激的に表現されています。
- 華やかな姿
- きらめく愛
はそんな美しさの圧巻から生まれた言葉でしょうか。
燃える恋という花言葉もあります。
これは、芝桜の属名や学名にギリシャ語のフロックス(炎)が使われている所からもきています。
視点を変えると、奥ゆかしい花?
芝桜の咲き誇りっぷりは、花に焦点を当てると強い自己主張のようですが、視点を大地に変えると、逆にすべてを覆い隠しているようにも見えます。
そんな観点から、本心をさらけ出すことなく常にベールで覆い隠してしまう姿を意味するように、臆病な心という花言葉もつきました。
寒冷地や乾燥する環境にも耐え、強く生きる花
冬の寒さに耐え、春に一斉に咲き誇る
芝桜公園の整備が最初に始められたのは北海道でした。
桜やつつじや水芭蕉など、花の名所を作る花々はたくさんありますが、極寒の地にもしっかり根付かせて群生を保つのは、デリケートな樹木では難しいです。
寒冷地向けの山桜ですらうまく根付かせられなかった網走地区の人たちが、これならと選んで地道に育て上げ、公園を整備するに至ったのが芝桜でした。
それくらい、寒さにも乾燥にも害虫にも伝染病にも強い花なのです。
厳しい環境でも負けずに繁殖する、そんな健気な姿から
- 忍耐
- 希望
という花言葉もよく知られています。
一面雪に覆われる厳しい冬を耐え忍んだ大地が、春に一斉に華やかに目覚める風景は、まさに「希望の春」って感じなのでしょうね。
芝桜は、壮大な群生風景のイメージとは対照的に、ひとつひとつを見ると、とても小さな可愛らしい花です。
こんな小さな花ですが、多くのメッセージを強く一途に語るように、たくさんの花言葉をもっていたのでした。
芝桜には、いろんな花言葉があるんやなぁ~
なんか、元気づけられてきたわ!