2人に1人は便秘を経験
学校でトイレに行くと…
食事中の人はごめんなさい。
その昔、筆者が小学校の頃、学校のトイレで大きい方をすると、汚いという暗黙のルールがありました。
大きい方をしない人間などいないので堂々とトイレに行けばいいのですが、そこは子供の世界、もしトイレで大きい方をしようものならからかわれました。
だからみんな便意をもよおしても家までがまんしていました。
このルールは修学旅行などにも適用されます。
小学校の修学旅行は一泊二日程度ですが、そのあいだ我慢しなければなりません。
大人になった今から考えると、馬鹿げたルールです。
でも当時はからかわれないよう必死でした。
ある調査によると学校でトイレを我慢することが原因で、便秘になる子供が増えているらしいです。
便秘というのは筆者は経験がありませんが、とても苦しいものだと聞いています。
慢性的な便秘になると痛みや膨満感が伴うそうです。
腸のぜん動運動が鈍くなり便が堅くなってしまいます。
悪化すれば頭痛、背中の痛みなどの症状がでるそうです。
約半数が治療法に不満
便秘は女性に多いといわれています。
統計では女性の2人に1人は便秘を経験しているとのこと。
原因としては食生活、運動不足そしてダイエットなどが挙げられます。
改善方法としては便秘薬が一般的です。
市販もされています。
症状がひどい場合は下剤や浣腸といった治療方法があります。
ところが便秘症の人の50パーセントは現在の治療方法に不満を持っているそうです。
便秘薬は長期に利用すると依存度が高くなりますし、下剤や浣腸はあまり気持ちのいいものではありません。
振動するカプセルで便を促す
実験ではトイレの回数が倍に
便秘対策の新たな方法が開発されました。
振動するカプセル
です。
見た目は通常のカプセルタイプの服用薬と全く変わりがありません。
このカプセルの内部には小型のモーターが埋め込まれています。
モーターの刺激により腸のぜん動運動を引き起こし、排便を促す仕組みになっています。
米シカゴで開催された消化器官疾病会議でイスラエル、テルアビブの胃腸・肝臓病学研究者が発表しました。
副作用なし
研究では26人の被験者にこのカプセルを服用してもらい、ほかの治療はいっさい行わずにトイレの回数について調査したところ、ほぼ全員が排泄の回数が2倍に増えたという結果が出ました。
力む必要もなくスムーズな排便で、しかも副作用は全くなかったと調査結果は報告しています。
国民健康調査によれば日本で便秘に悩まされている人は約670万人、潜在的な人数もふくめると
1000万人程度
に達するのではないかといわれています。
このカプセルが実用化されれば多くの人が便秘から解放されることが期待されています。
便秘ってホンマに辛いやんなぁ~
下剤や浣腸はホンマに勘弁や!