その基準は
何をもって1年分なの?
大手おもちゃメーカーであるタカラトミーが「おもちゃアイディアコンテスト2015」の開催を発表しました。
プロ・アマ問わず幅広くおもちゃのアイデアを募集し、商品化をめざすプロジェクトだそうです。
最優秀賞には賞金100万円と、副賞として「タカラトミーのおもちゃ1年分」がおくられるということです。
○○1年分という副賞、よく耳にしますが、この「1年分」は具体的にはどのぐらいの量になるのでしょうか?
当選したことがない者にとっては、とても興味があります。
たとえばありがちなのが「ビール一年分」
単純に考えるとビールを一日一本と計算して365本もらえるのでしょうか。
どのように算出して「1年分」を決定しているのか調べてみることにしました。
食べ物の基準は1日1個
まず「1年分」の定義を確認しておきましょう。
と考えるのが一般的です。
ビールやラーメンなどの飲食物の場合は予想通り、1日1個の消費と考えられ、365個もしくはそれに近い量が送られてくるようです。
ネット上にはこれらの食品・飲料が当選した人たちが、送られてきた品物の写真入りの記事をアップしている例がありましたが、ほぼ365個分が送られてきたようです。
タダで缶ビールが一日1本飲めるとは当選者がうらやましい限りですね。
米や肉の場合
缶ビールやラーメンなどは比較的簡単に1日の消費量が算出できます。
では米や肉など、各々のライフスタイルによって消費量が変化するものに関してはどのような算出方法が採られるのでしょうか。
これは農林水産省などが発表する国民1人あたりの年間消費量などを元に計算されることが多いようです。
たとえば米ですが、成人男性の1ヶ月の米消費量は約5キロという統計があります。
1年分なら5×12で60ということになり、当選者のもとには60キロ分の米が送られてきます。
肉1年分というパターンであれば農林水産省が発表した一人当たりの年間消費量が6キロ(2007年調べ)ですから、これに該当する肉が送られてくるのです。
他には
「歯ブラシ1年分」が送られてきた例がありました。
これは12本だったそうです。
1ヶ月に一本という計算ですね。
おそらくメーカーが独自に調査した消費量に基づいて算出した結果と思われます。
難しいのは「ガソリン一年分」です。
基準が一定でないからなのはおわかりいただけると思います。
車を使う頻度は人によって大きく変化するからです。
目安として一般の乗用車が1ヶ月に給油する量を70〜80リットルと見て、およそ1000リットルと計算することが多いようです。
もちろんいきなり1000リットルのガソリンが送られてくることはなく、相当の金額の給油券などで代用されます。
では「おもちゃ1年分」は
最後に今回のテーマのきっかけとなった冒頭の「おもちゃ1年分」ですが、みなさんはいったいどのように算出しますか?
おもちゃはこれまで見てきたような消費するもの、使ったらなくなってしまうものではありません。
だから一人当たりの年間消費量の算出が困難です。
筆者の予想は月に1個の計算、だから年間を通して12個のおもちゃがもらえるのではないかというものです。
これについてはタカラトミーは「当選者の趣味・趣向を考慮したおもちゃを毎週ひとつ」とコメントしています。
『毎週ひとつ』
ですよ。
太っ腹ですね。
ところで筆者なら何が1年分欲しいかというと、生活費です。やっぱりお金が一番ですよ。
まさケロンはTRENDRIPPLEの記事ストック1年分が欲しいな〜。