お釣り詐欺
釣り銭はよく確認しよう
釣り銭詐欺といえば、1000円を渡したにも関わらず、
と申告して差額をだまし取る、という手口が一般的ですが、最近、新手の釣り銭詐欺が横行し、被害が多発しているようです。
特に年始は買い物をする機会が多くなりますので注意が必要です。
新手の釣り銭詐欺、その手口とは、日本の円の硬貨と非常によく似た韓国のウォン硬貨をお釣りとして渡されるというものです。
ウォン硬貨は日本の円硬貨と材質やデザインが非常に酷似しており、ぱっと見では気がつかないという特徴を持っています。
百聞は一見にしかず。以下のリンクで確認してみてください。
いかがでしたか? 金額が刻印されている面だけ見ると、すぐには見分けがつかないのではないでしょうか?
たとえば500円玉の代わりに500ウォン硬貨を受け取ってしまった場合、100ウォンが日本円でおよそ10円ですから、500円が50円になってしまい約450円の損をするということになります。
ネット上ではこの新手の釣り銭詐欺の被害報告が相次いでいます。防止策はとにかく釣り銭を徹底的に確認するしかありません。
あとで気がついて店に文句を言いに行っても、店側がウォン硬貨を釣り銭として渡したという証拠がなければ、「やった」「やらない」の、水掛け論になってしまうでしょうし、多くの場合証拠はありません。
その場で確認しなければ泣き寝入りするしかありません。
タクシーやコンビニなどでも被害が起きている
この詐欺は特にタクシーやコンビニ・屋台などで多く発生しているようです。
また商店街などの一般店舗で買い物した際もウォン硬貨を釣り銭として受け取った報告があり、注意喚起を促している例も散見されました。
なぜこのようなことが起きるのか?
意図的なものでない可能性もある
意図的に行われている場合と、そうでない場合があります。
意図的でない場合はウォン硬貨だと気がつかずに買い物に使用され、店側もそれに気がつかずにお釣りとして使用してしまうという流れです。
気づかなかったとはいえ自分が加害者になってしまう危険性をはらんでいます。
罪に問われるのか?
偽造硬貨を意図的に使用した場合は当然罪に問われます。
しかしウォンは外国のお金ではありますが、偽造硬貨ではありません。
いまのところは事件に発展し、逮捕者がでたという例はありません。
もちろん意図的に行ったものであれば詐欺という扱いになると思うのですが、これが非常にデリケートな部分であって、
と証言してしまえば、そうではないことを証明することが極めて困難です。
買い物し、会計時に釣り銭をうけとるという誰もが毎日のように経験している行為のなかに落とし穴があります。
繰り返しますが今一度釣り銭を受け取ったときに確認をしっかりとするしかないようです。
最後に、たまたま韓国のウォン硬貨が円硬貨に似ているために詐欺に使われただけであり、この記事には韓国や韓国の人々を非難する意図は全くないことを追記しておきます。
「意図的ではない可能性」これが少しでもあるかぎり、後からどうにかできない問題かもしれないね。釣り銭を受け取ったときにしっかり確認を!