8月生まれ 誕生石・パワーストーン

宇宙から来たパワーストーン?マントル生まれの神秘のペリドット

Written by すずき大和

8月の誕生石、ペリドットは、どんなネガティブな感情からも救い出してくれる、超ポジティブな影響力を持っている、といわれるパワーストーンです。

暗黒の闇の恐怖や妄想を吹き飛ばし
明るく前向きな希望と勇気を与えてくれる

この石を身に着けていると、怒りや悲しみに負けずに夢を実現していくことができる、そんな護符となる宝石です。

古代エジプト人は、ペリドットを

“太陽が爆発して飛んできた石”=「太陽の石」

と呼びました。古代エジプト社会では、太陽神をあがめる信仰を持っており、ペリドットはその象徴でもありました。

悪魔祓いの御守にされたり、色欲や狂気を鎮める力があるといわれたり、古代から多くの宗教的な場面に登場してきた石です。



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世界唯一の宇宙産の宝石

隕石の中から発見されるペリドット

もちろん、ペリドットは太陽の欠片(かけら)ではありません。

が、太陽から飛んできたというのは、あながち古代人の妄想でもありません。

ペリドットは、宇宙から飛来する“隕石”の中から発見される唯一の宝石です。

宝石入りの隕石は、全部の隕石のうちの2%にも満たない貴重なものですが、古代エジプト人たちも、空から降ってきた火の塊が冷え固まった石の中から、ペリドットを見つけたことがあるのでしょう。

ペリドットが混ざった隕石は

「パラサイト隕石」

と呼ばれています。鉄やニッケルの間に、キラキラと光る石がたくさん埋まっています。


なぜ隕石の中に宝石が?

隕石は、小惑星が衝突して無数の欠片となって宇宙空間に漂っていたものが、地球の引力につかまって引き寄せられ、落ちてきたものです。

惑星の内部は、

  • 鉄やニッケルなどでできた“核(コア)”
  • その周りにぶ厚い“マントル”
  • 表面を覆う“地殻(プレート)”

という構造になっています。

ペリドットは、マントルを作っている「かんらん石」の一種、

「苦土かんらん石」(英名:foresterite フォレステライト)

と呼ばれる鉱物です。

隕石のほとんどは地殻部分の欠片(石質隕石)です。核部分の欠片(鉄隕石)が全体の6%くらいの割合で落ちてきます。

マントルが燃え尽きないで落ちて来ることはほとんどありません。ごく稀に、核との境目辺りのマントルの欠片(石鉄隕石)があり、パラサイト隕石はこれにあたります。

地球のペリドットは、マントルの上の方で作られます。核とマントルの境目付近にはありません。したがって、核の物質(鉄やニッケル)とペリドットが混ざりあっている塊は、地球ではありえないものです。

隕石の欠片は、太陽系の惑星が生まれた時代のもの

また、最近の調査では、隕石の欠片は、太陽系の惑星が生まれた時代のものだということがわかっています。

太陽系の歴史を、宇宙を漂いながら見てきたこの隕石から取り出されたペリドットも、値段は高めですが、宝石として流通しています。宇宙産ペリドットは、宇宙の神秘を内包したパワーストーンですね。

地球生まれのペリドット

オリーブオイル色の宝石

宗教的意味が深いせいもあり、西洋ではペリドットは比較的人気のある宝石です。が、日本では、それほどよく売れてはいないようです。

東洋では、緑色の宝石というと昔からヒスイの人気が高く、日本では、西洋文化が入ってきてからは、より緑色の鮮やかなエメラルドのほうが有名になりました。

苦土かんらん石は、ケイ素の化合物に金属が混ざって生成された鉱物です。

鉄が12~15%含まれるものは、黄緑色になり、更に透明度が高くて美しいものは、「ペリドット」として宝石扱いされます。

オリーブオイルのような褐色がかった黄緑色は、和文化の美には合う色ですが、宝石のイメージとしてはちょっと地味なのかもしれません。

キラッキラの輝き

高圧力の環境下、マントルの中で生成されるペリドットは、同じくマントル内で生成されるかんらん石の一種であるダイヤモンドと共に、他の宝石(鉱物)とは異質の特徴を持っています。

ペリドットは、屈折率が非常に高く、光がとてもよく反射します。

エメラルドが、宝石の透明度を引き立たせるように、厚みの薄い長方形のカットをされるのに対し、ペリドットは、ブリリアントカットのダイヤモンドのような、厚みがあって細かくたくさんの面にカットがほどこされる加工をされます。

ダイヤモンドのように、気品高い輝きをもつ

“キラッキラのまばゆい宝石”

なんです。



マグマの大噴火で地上に出現

地球のマントルは、2900kmの厚さがあります。ペリドットは上から30~100kmくらいの所で生成されています。ダイヤモンドは更に深い200km以上の所で作られます。

マントルが高温でドロドロにとけているものがマグマですが、火山の噴火でマグマが大量に勢いよく噴出される時、ペリドットやダイヤが含まれた岩盤の一部もいっしょに噴き上げられます、世界にある(あった)産地(鉱山)は、かつて火山の噴火で放出された火山灰がたい積した所です。

ダイヤモンドのほうが、深い所にある分、より大きな噴火でないと出てこられないので希少です。が、地球産のペリドットもまた、噴火の大爆発があって初めて出現する、地球のパワーが宿された石なのです。

ペリドットの魅力、ちょっと見直してみる気になりました?

まさケロンのひとこと

エメラルドは落ち着いた深緑で、ペリドットは鮮やかな黄緑!
ん~まさケロンにはペリドットのほうが似合うかも。

masakeron-love


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。