日本でも問題になっている高齢化。
おとなり中国でも、現在大問題となっています。
3億4000万人の高齢者を抱えるている国を想像できますか?
実は、20年も立たないうちに中国が直面する問題です。
この時に定年退職を迎えた人たちの数は、なんと現在の2倍にもなると言われています。
日本も直面しているこの
「高齢化問題」
今回は、どのようにして高齢化社会になるのか、そしてどのような対策があるのかを紹介していきたいと思います。
高齢化になる流れ
高齢化社会とは、総人口のほとんどが65歳以上の高齢者が増大した社会の事です。
国や地域の人口構成は、発展途上段階から経済成長と共に
↓
多産少死型
↓
少産少死型
に変化するのです。
この事を人口転換といいます。
発展途上段階では、衛生環境の悪さで乳児の死亡率が高い事と、子供も労働に繰り出されるので子供の多産となるのです。
なので、人口ピラミッドは底辺が大きい三角形の形状になります。
経済成長により衛生環境の改善と医療技術の向上により、乳幼児の死亡率が下がり、平均寿命が伸びます。
すると、人口ピラミッドは、三角形型を保ったまま大きくなり、人口爆発を起こします。
人口爆発が起こると、それなりの対策をするので子供の数が少なくなっていくのです。
例えば、中国では「一人っ子政策」を行っていました。
現在までは、少産少死社会を目標としてきましたが、出生率の低下が生じ出生率人口置換水準が回復出来ず少子化が起きたのです。
このように、総人口と年少人口が安定もしくは減少する中で、高齢者の人口が相対的に増えていく事によって高齢化が起きることになります。
高齢化対策
現在、考えられている高齢化社会の対策や考えを紹介します。
渡り鳥方式
冬は温かい南方の場所で過ごし、夏は涼しい北方で暮らすという方式を「渡り鳥方式」といいます。
なぜこれが高齢化対策につながるのかというと、高齢者サービスなどの産業チェーンを作ることが目的としているからです。
例えば、需要のある場所に高齢者向けのマンションを作ったり、高齢者向けの旅行商品を開発したりと、いくつかの事業をすることが出来ます。
こうすることにより、高齢者に使われる税金が増えたとしてもその分、まだ定年を迎えていない働いている人たちに返ってくるお金も増えるので、税金が増えてもあまり問題にはならないという考えです。
高齢化を「高齢者の力」で克服
日本では、元気なお年寄りがたくさん存在しています。
高齢者大学の村田忠喜教授は、
と、おっしゃられています。
60歳の定年から「後期高齢者」と呼ばれるまで、つまり75歳までは15年もあるのです。
高齢者はこの期間に、様々な事を学び、仕事やボランティア活動に参加しています。
高齢者が元気であると言うことは、引き続き社会に貢献出来るということです。
この高齢者の元気を使い高齢化を「高齢者の力」で克服しようという取り組みが、今後の高齢化が加速する社会にとってヒントになるのではないでしょか。
高齢化は、今の日本にとって大問題となっています。
中国も高齢化に苦しんでいるんだ、と人事ではありません。
本格的に高齢化対策をしていく必要があると思います。
高齢化社会はホンマに問題になっとるんや
2011年の日本人平均寿命が82歳で1960年に比べたら15歳も上がってるんや
長生きするのはええことや、でもそれなりに社会の保護みたいなのが必要になってくるな・・・
それをしっかり考えていくのが、若い世代から高齢者への感謝の気持ちになるんやないかな