3月生まれ

同じ学年の兄・姉がいる!? 3月生まれの子“あるある”

Written by すずき大和

小学生の時、同級生に、年子(としご)なのに同じ学年の兄妹がいました。兄が4月生まれで、妹が3月生まれでした。

妊娠して約9か月で赤ちゃんは生まれるので、4~6月に出産してすぐ妊娠すると、下の子が1~3月に生まれてきても不思議ではありません。母体の健康リスク的には、出産後半年くらいは子宮を休ませたほうがいいのですが、出産後最初の生理が来る前でも、妊娠することは可能だそうです。

実際に、ちょっとネットで調べてみると、この「同じ学年のきょうだい」という話、意外といくつも見つかりました。間が短いほど例が少なくなることもあり、特に「3月生まれ」の弟・妹の例が目立ちました。



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年子(としご)で産みたい親の気持ち

ちょうどいい年子ねらい?

年子というのは、上の子と下の子の生まれ年が1年違いの兄弟姉妹のことです。が、現代の感覚では“学年が1年違い”と認識している人が多いようです。

「出産直後や授乳中は妊娠しない」と思い込んでいて、うっかり妊娠してしまった!という人も中にはいます。が、ネットで拾えた事例では、それよりも、1年違いの年子で産もうと計画妊娠したのに、下の子が早産で生まれてしまった、というケースがたくさんありました。

どうやら、年度初め頃(4~7月くらい)に生まれるのが、保活や職場復帰のしやすさを考えると有利、という状況の人が多いようで、そういう人は5月生まれくらいを想定して妊活しています。が、2人目が早めに生まれた場合、同級生きょうだいになりやすいのです。

(どんな状況が保活に不利か有利かは、その地域の制度によってかなり違います。0歳児が認可保育園に入園できる月齢も自治体で違います。上の子が年長組以上でないと、下の子の育休時に上の子が退園させられる場合もあります)

短期間に大変な時期を集約させたい

最近は、子供が生まれても退職せず、産休や育休を取って仕事を続ける働く母親のほうが多数の時代になりました。

仕事のキャリアのブランクをより短くするために、複数子供を持つなら「年子(としご)」で産みたい、と、望む親も増えているそうです。きょうだいの年が近い方が、大変な時が一時期に集中しますが、後が楽になるのは事実でしょう。年が近いと上の子が下の子とよく遊んでくれるので、相互に面倒見よく協力し合うきょうだいに育つ、という面もあります。

そして、年子ねらいの波及効果(?)的に「同級生きょうだい」のいる弟妹が、希少なれど「3月生まれの“あるある”」のひとつにあげられるようになった感じです。

同級生きょうだいは悪いことではない

同級生きょうだいは、可哀そうなのか?

日本は、他のみんなと比べて異なる部分を持つ人を否定的に捉える傾向が強い文化です。特に、子供の成長において、時には理不尽なものさしで計ってまで、他の子との違いを見出しては不安やマイナス思考に走る親も、少なくありません。

3月生まれの子を親が嫌がる傾向は代表的な例です。幼少期に同学年の4月生まれの子らと比べて成長に差が見られるのは、しごく当たり前のことであり、それは発達の遅れを心配するような問題ではありません。が、「早生まれの子は可哀そう」と考え、理不尽な比較をして過度の同調圧力を子供にかけてしまう親がたくさんいます。

年度の初めに出産したがるのも、保活等の理由と並んで、この「みんなと違うと可哀そう」の思い込みが影響していると思われます。

実は、ネットに見られる同級生きょうだいの話のほとんども、その親からの

  • 「いじめられるのではないか」
  • 「恥ずかしい思いをさせるのではないか」
  • 「きょうだいが比べられて可哀そう」
  • 「違う公立校に行かせる、違うクラスにしてもらう、等できないものか」

という相談ネタです。

そこにあるのは、年齢間隔の短いきょうだいを異常視する価値観(差別意識)なわけですが、当の親でそれを自覚している人は少ないです。

みんなと同じを望む親心

他とちょっと違う部分があると、からかわれたり、仲間外れにされたりすることが多いのは、事実でしょう。親としては、自分の子がそんな理不尽な嫌な思いをさせたくない、と思う気持ちはよくわかります。

が、いじめを避けるために、違わないように子供の個性を抑圧したり、違いを隠したりすることは、逆にいじめを助長します。なぜなら、それは社会にも自分の子にも

「違うといじめられるのは仕方がない」

という価値観を教え込むことになるからです。

学年が違っても、双子でも、比べられるのは同じ

「同級生きょうだいは可哀そう」

と親が思い悩むこと自体が、可哀そうを作り出している元凶かもしれません。

出産後すぐに子作りすることは恥ずかしいことでも何でもありません。

きょうだいが比べられて可哀そう、なのは同級生きょうだいじゃなくても同じです。学年や学校が違っても、周りはきょうだいを比べるものです。双子の多くが比べられて卑屈な性格に育っているわけでもありません。

幸い、悩みネタへの多くの書き込みは、

「同級生きょうだいでも、可哀そうじゃなかったよ」
「無事2人目が授かったことを喜んで」

というメッセージのほうが、「別の学校に」みたいなアドバイスより多いのが常でした。

日本も少しずつ多様性が受け入れられる社会へ向かっているようです。

まさケロンのひとこと

みんなと違うことにこそ価値があるって思えてる人はどれくらいいるんだろうか。多数決を否定はしないけど、全部一緒にはしないでほしいね!

masakeron-oko


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。