3月生まれ 誕生石・パワーストーン

3月生まれの守護石アクアマリン、海の癒しパワーが幸せを呼ぶ

Written by すずき大和

最近、早生まれの子供は損か得かという話題をネットでもよく目にします。

同じ学年の中で、学力や体力などが少しでも劣っていると、不利、損、可哀そう・・・と危惧する風潮が強く、小学校低学年期くらいまで見られる、1年の発達差を過剰に気にする親が多いようです。また、公的援助等の支給期間が早生まれほど短くなる制度が多いことも、「早生まれは損」という定説につながっています。

特に、3月生まれは親たちに嫌がられているようで、出産日の調整がある程度可能な現代、4月生まれに調整する親が多く、3月後半に生まれる子供がここ30年くらいの間にぐっと減りました。

そんな「損」と見られがちな3月生まれですが、誕生石の

「アクアマリン」

は、12か月の石の中で、最強の「幸福を呼ぶ力」を持っている、って知ってました?

誕生石とは、その人の守護石です。3月生まれの人が身に着けると、その効果は更に強いものになるそうです。それ、すご-く「得!」じゃないですか?



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アクアマリンとは、海の力を秘めた石

パワーストーンの威力

はるか昔から、自然が生み出す光り輝く宝石に、人々は魅了されてきました。真っ暗な土の下から掘り出される、色鮮やかな天然石には、何かしら神秘の力が宿っていると、世界中の多くの文明で信じられていました。

各生まれ月の誕生石にも、石によって特徴の異なるパワーと効き目があります。

例えば、1月のガーネットは、想像力や活力を強めるため、持つと自信が深まり、苦難を乗り越えて成功につながる石といわれています。

2月のアメジストは、最強の清めの力を持つといわれる水晶の一種です。邪気を払い、悪運を寄せ付けず、強力な御守となります。

命の源「海」の色をしたアクアマリン

そして、3月の誕生石アクアマリンは、その名が示す通り、海の力が宿った石です。

アクアマリンは海から生まれ出たという様々な伝説が、各地に残っています。

地中海地方の古代神話では、海が荒れた時に浜辺にうちあげられた海の精の宝がアクアマリンでした。別の地方には、人間に恋した人魚の叶わぬ恋にこぼした涙がアクアマリンになった、という話もあります。

海は、地球上のすべての命の源です。そんな母なる海の色をした宝石には、怒りや悩み、葛藤などのマイナス感情をすべて洗い流してくれるパワーがあります。それはすなわち、幸せな心とポジティブな活力、開運を呼び込むことにつながります。

アクアマリンは、

  • 幸福
  • 生命
  • 若さ

を象徴する宝石といわれ、いつしか別名

「天使の石」

と呼ばれるようになりました。

人と人の調和を促進する石

悪感情が消えると、人は他人にも自分にも素直になり、優しい言葉をかけられるようになります。アクアマリンを持っていると、気持ちをまっすぐ伝えられるようになるので、表現力が高まり、コミュニケーション能力をアップさせるともいわれています。

コミュニケーションが上手に取れるようになると、対人関係はどんどん良くなります。アクアマリンには、人と人を調和させるパワーがあるのです。特に、夫婦や恋人が喧嘩した時、強力な仲直りパワーが働くといわれ、

「幸福な結婚を象徴する宝石」

ともいわれています。円満夫婦は子作りにも効果的だとか・・・

昨今、結婚のお祝いや妊活の御守として、アクアマリンの人気は高まっています。

鉱物の視点から見るアクアマリン

エメラルドの親戚

鉱物学的には、アクアマリンは

和名:緑柱石(りょくちゅうせき)
英名:ベリル(beryl)

といわれる鉱物の一種です。

ベリリウムという金属元素を含む六角柱の形で見つかる鉱物で、生成の過程で、鉄やマンガンなど、他の元素が混ざることにより、様々な色味を帯びます。

  • クロムやバナジウムが混ざったものは、緑色のエメラルドになります。
  • マンガンが混ざると、ピンク色のモルガナイト(ピンクベリル)になります。
  • Fe3+の鉄イオンが混ざったものは、黄色のヘリオドール(ゴールデンベリル)です。
  • アルミニウムが混ざると、無色透明なゴシェナイトになります。

アクアマリンは、Fe2+の鉄イオンによって青色になっています。

原石の時はこんな感じです。

アクアマリン原石


宝石としてのクオリティも高いんです

採掘量的にはエメラルドのほうが、希少性が高く高価ですが、透明度(クラリティ)や結晶の大きさ(カラット)は、アクアマリンのほうが格段に上です。

ベリルの仲間は、傷(クラック)や目に見える不純物(インクルージョン)の内包が多く、「エメラルドと人間に傷のないものはない」ということわざもあるくらいです。が、アクアマリンはそれらが少なく、大きな結晶で産出されることが多いため、カットによってほぼ無傷の美しい宝石になります。

かつて青色の濃い最高級の石が産出されたサンタマリアの鉱山は掘りつくされましたが、1991年に産出が始まったモザンビークのアクアマリンの質が高く、サンタマリア・アフリカーナと呼ばれ、最近はこちらが珍重されています。

深い海の色に美しく輝く石は、母なる海の癒しパワーに溢れ、幸福を呼んできます。アクアマリンを誕生石に持つ3月生まれの皆さん、目先の損得など気にせず、天使の石を身に着けて最高に幸せな人生歩んでくださいね。

まさケロンのひとこと

青いのに惹かれるのはどうしてだろうか。綺麗だ・・・。

masakeron-love


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。