皆さんは
バミューダトライアングル
と言う海域をご存知でしょうか?
前に少しお話したと思いますが、この海域では謎の行方不明事件が多発していることから、魔の三角地帯と言われています。
そこで今回は、この魔の三角地帯こと、バミューダトライアングルについてご紹介します。
バミューダトライアングルとは?
バミューダトライアングルとは、フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコと、バミューダ諸島をつないだ三角形の海域の事です。
別名「魔の海域」と言われていて、昔からこの海域では船や飛行機、またはその乗客員のみが消えてしまうという現象が数多く報告されています。
有名な事件が
サンチアゴ航空513便事件です。
サンチアゴ航空513便事件
この事件は、1989年10月12日、ブラジルのポルトアレグレ空港に1機の飛行機がが、管制塔の許可無しに着陸したとこから始まります。
そして、この飛行機の機内を調べてみると・・・
乗客乗務員98名全員が
白骨死体
となっていたのです。
フライトレコーダーを調べてみると、1954年9月4日にドイツのアーヘン空港からポルトアレグレ空港に向かっている途中で行方不明になったサンチアゴ航空513便であることが判明しました。
これだけ聞くと、とてつもないミステリー事件だ、と思うかもしれません。
ですが、事件に関する物的証拠が存在しないそうです。
おかしな点をまとめると以下の通りになりました。
- サンチアゴ航空という航空会社は存在しない
- アーヘン空港からポルトアレグレ空港への直行便は存在しない
- 1954年当時の飛行機は自動操縦での着陸は出来なかった
などのおかしな点が存在します。
ほんとにあったことなんでしょうか・・・?
他の事件例も見てみましょう。
アメリカ軍の雷撃機5機が訓練中に行方不明に
1945年12月5日に、アメリカ軍のアヴェンジャー雷撃機5機が訓練飛行中に消息不明になるという事件がおきました。
この事件は、バミューダトライアングルの超常現象として長期にわたって報道や出版などされていますが、真実は悪天候とパイロットの訓練不足が重なり起こった事故なのではないかと考えられています。
事件の内容紹介で語られている
などの隊員のセリフがあるのですが、実際にこんな通信記録は残っていないそうです。
バミューダトライアングルの超常現象は果たして本当のことなのか?
映画や本のフェクション題材としては、うってつけですね。
魔の海域と呼ばれる原因仮説
バミューダトライアングルで起きる超常現象には、とても面白い仮説が存在します。
そこで、この仮説をいくつか紹介したと思います。
ブラックホール説
バミューダ海域には、宇宙に存在するといわれているブラックホールがあるとされていて、異世界に通じているのではないか、という仮説です。
普通に考えて・・・ありえないですね。
残骸が残らないのは分かりますが、ブラックホールが海の真ん中にあると海水も一緒に吸い込まれてしまします。
しかも、「サンチアゴ航空513便事件」は、どう説明出来るのでしょうか?
宇宙人説
この宇宙人説は、宇宙人がUFOを使い、航空機や船舶をさらったという仮説です。
UFOのブームが起こった1940年代以降に、一時期この話題で盛り上がったそうですが、この仮説を証明するものは当然ありません。
しかしこの仮説、ロマンがありますね!
前にも
超常現象、UFOを信じていますか?実は、噂の元はこんな物だった
で「エリア51」について書きましたが、ホントこういうのってワクワクしますね。
マイクロバースト説
この仮説は、冷気の固まりが落下して、破裂したように強風を起こす現象が原因ではないかと言う仮説です。
「マイクロバースト」は、レーダーに捉えられず短期間で消失してしまうため、行方不明事件の原因として一番注目されています。
しかし、「マイクロバースト」は低空でしか発生しないので、旅客機などの雲の上を飛ぶ飛行機が、これが原因で事故にあうというのは考えにくいです。
メタンハイドレート説
この仮説は、2003年9月にアメリカの物理学雑誌によって発表されました。
リチャード・マッカイバー博士
によって唱えられた仮説です。
このメタンハイドレード説は、「メタンハイドレート」という化学燃料の一種が、原因だという内容です。
「メタンハイドレート」とは、メタンを中心として周囲を水分子が囲んでいる、包摂水和物の一種の事をいいます。
この化学燃料が自然発生し、船舶の沈没はメタンの泡が大量に発生し船の浮力が失われた
という仮説や
航空機のエンジンにメタンが入り込み、酸欠となり不完全燃焼を起こし、出力低下で墜落したのではないか、と言われています。
これらの仮説をふまえて
正直、「これだ!」という原因はありませんでしたね。
他にも多くの仮説があるのですが、やはり仮説の域を出るようなものはまだありません。
バミューダトライアングルの気象はとても激しいと知らてていて、多くのハリケーンを生み出す場所だそうです。
これも原因の一つだと、私は考えています。
調べれば調べるほど謎が深まる一方ですね。
日々進歩する化学で、近い未来に「魔の海域」の謎が明らかとなることを願っています。
実はこの「バミューダトライアングル」、「トライアングル(三角形)」じゃなくて「トラペジアム(四角形)」らしいで。
この海域の地域はキリスト教圏で、「トライアングル」は不吉を意味するらしいから、「バミューダトライアングル」って呼ばれてみたいやな