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強襲揚陸艦とは?物議をかもしそうな予感

Written by 言祝(kotoho)

海上自衛隊、強襲揚陸艦の導入を決定

防衛大綱に基づく決定

海上自衛隊が強襲揚陸艦(きょうしゅうようりくかん)の導入を決定したとの発表がありました。

これは2013年に閣議決定された新たな防衛大綱に基づく決定です。

2018年までに具体的な装備の検討を行い、その後導入していく予定です。

離島防衛と災害時の迅速な部隊の展開が主な理由

人員の輸送力、航空機の迅速な運用能力に優れた強襲揚陸艦の導入を決めた背景には、離島の防衛と災害時の舞台の迅速な派遣が必要とされていることがあります。

竹島や劣角諸島に外国の軍隊が上陸するという事態が発生した場合に、即時部隊を現地に送る必要があると判断されたのでしょう。

また災害派遣にあっては食料などの物資や人員を迅速に現地に派遣しなければなりません。そのような運用のためには強襲揚陸艦はまさにうってつけの装備というわけです。



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見た目はそっくり、強襲揚陸艦って空母のことなの?

そもそも強襲揚陸艦とはどのような艦なのか

揚陸艦と名が付いているのですから、物資や人員を運ぶための船にはちがいありません。

筆者はこの報道に触れた際にまっさきに輸送船のような船を想像しました。

ただし強襲という言葉が気になります。
強引に襲う輸送船ということになりますから、輸送船に大砲などが装備されているということなのでしょうか?

イメージとしては戦争映画に出てくる兵士を満載した船

たとえば沖合の戦艦から兵士を満載した船が敵が占拠している島に向かう。

砲撃の間を縫って島へと進む。

海岸に乗り上げた瞬間、前部の扉が開き、兵士が次々と海岸に展開して戦闘を開始する。

これが筆者の強襲揚陸艦のイメージです。
でも実際のところはどうなのでしょう。

百聞は一見にしかず。
強襲揚陸艦をネットで検索してみてください!

空母そっくり、というよりもこれは空母ではないのか?

船体の上部は飛行機が離着陸できる広い甲板があります。

これって明らかに航空母艦、俗にいう空母じゃありませんか?
若干空母より小柄な感じがしますが。

でもわざわざ強襲揚陸艦という名前が付いているのだから空母とは区別されているはず。
でも素人眼には完全な空母です。

いったいその違いはどこにあるというのでしょうか?

違いはその運用方法にあり

まずは、空母とはどのようなものか?

空母と聞けば戦艦に詳しくない人でもすぐにどのような艦なのか想像がつきます。

戦闘機を離着陸させるための船。

そして、今回のテーマである強襲揚陸艦。
これも空母と同じように航空機が離着陸できるような甲板を持っています。

見た目はまったく同じ。
でも似て非なるものなのだそうです。違いは運用方法にあるのだとのこと。

まず空母は作戦行動範囲が広いことが前提です。

たいして強襲揚陸艦は比較的狭い範囲をカバーします。

目標となる島の沖合に停泊し、そこから人員や物資を輸送する役目を担っています。

また、空母が主に戦闘機などの作戦機を多く搭載しているのに対し強襲揚陸艦は戦闘機よりもヘリコプター垂直離着陸機(あのオスプレイがこれに該当します)など物資の輸送を目的とした機体を搭載しているのが特徴です。

また上陸のための車両や兵士を運ぶことが出来るのも特徴で、空母には原則、車両や陸上で戦う兵士を載せることはないそうです。

違いは分かった。でも装備として必要なのか?

これって他国侵略のための装備じゃないの?

ここまでで強襲揚陸艦がどのようなものであるかは把握できたと思います。

が、ここで疑問が湧いてきました。本当に自衛隊にこんな装備が必要なのかという疑問です。

ご存知のように日本は戦後、他国を侵略するための戦争を放棄しています。

建前では軍備は持たないことを国際的に宣言しています。

自衛隊はあくまでも自衛のための組織、軍隊ではないというのがその定義です。

その前提を頭に入れて今回の強襲揚陸艦を考えてみると、この装備、どうひいきめにみても侵略するためのものですよね。

前述しましたが強襲揚陸艦の導入理由として離島の防衛というものがあります。

竹島や劣角諸島は日本の領土なので守るのは当然です。

ですが筆者はあくまでも話し合いで解決してほしいと願っています。

仮にの話ですが、劣角諸島に外国の軍隊が上陸したら、自衛隊員をのせた強襲揚陸艦が現地に派遣され、防衛のために上陸するのでしょうか。

もしそうなら、明らかに外国の軍隊との間に戦闘行為が発生する可能性大です。

自国の領土を守るという観点からすれば侵略行為ではないということになるし、もしかしたら強襲揚陸艦を装備することで外国をけん制する意味もあるのかもしれませんが、太平洋戦争で祖父を亡くした筆者からするとあまり武力を行使してほしくないというのが素直な気持ちです。

領土問題は非常にデリケートな面をもっており、様々な意見がありますのでこれについてはこの辺でやめておきます。

災害派遣に期待。自衛隊が国際救助隊になる日を夢見て

強襲揚陸艦の導入のもう一つの目的が災害派遣の迅速な対応のため。

これは期待できますね。陸路だと道が塞がれていて、物資や人員、復興のための機材などの到着が遅れてしまいます。

対してヘリコプターなどを使えば陸路よりもスムーズに救助・復興活動が行えます。

国内外の災害支援にその機動力が発揮されます。

近年自衛隊による海外での災害支援活動が注目されているように筆者は感じます。

今後自衛隊が国際救助隊のような活躍をしてくれることに期待します。

まさケロンのひとこと

強襲揚陸艦ってえらい物騒な名前やなぁ~
軍事目的やないんやったらもっと柔らかい名前にしたらええのに・・・

masakeron-sorrow


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」