朝夕の寒さも少しずつ緩み、日差しも心なしか春らしく感じられる季節になってきました。
この春入園・入学するお子さんがいる家庭では、入園式・入学式まであと1か月を切り、直前準備にいろいろ気忙しいことかと思います。
身近に新入生のお子さんがいる人たちは、お祝いを考えている頃でしょうか。
だいたいの相場はどの情報を見てもほぼ同じことが書いてあります。
が、内祝いの習慣は、本来は、家庭や地域や人との関係のあり方でもいろいろ違ってくるものです。
必要以上に相場と比較して、悩んだり迷ったりしすぎることはありません。
親友やお世話になった人の子どもにあげたい
内祝いの基本は身内ですが・・・
基本的に子どものお祝いは内祝いなので、兄弟や子ども、孫、甥や姪に贈る習慣となっています。
が、近所や友だちの子などに贈るのは失礼、ということではありません。
特にお付き合いの深い人の内祝いの時や、当の子どもと直接会う機会が多く、なつかれて可愛がっているのであれば、遠慮なく祝福してあげてください。
また、普段から何かと恩があるけれど、改まったお礼を返す機会がなかなかない人へ感謝の気持ちをさりげなく示すのに、お返しの気遣いが要らない子どものお祝いは丁度いい機会になるかもしれません。
相手に返礼などの気遣いをさせすぎないよう注意
親友やお世話になっている人ならば、ほんの気持ち程度のご挨拶をお届けするのは、決して迷惑にはならないものです。
ただし、自分の子どもの内祝いが翌年にある、などの場合は、暗にうちの時も頂戴ねというメッセージにもなりかねないので、要らぬ気遣いをさせたくない場合は、その辺りの配慮が必要です。
わざわざうちの時は要らないからというのも無粋です。
と、こちらの誠意を素直にお伝えするほうが気持ちいいですね。
お金や金券じゃなくて子どもに直接物をあげたい
相手が喜んでくれる品物がわかればぜひプレゼントを
何かと物入りの親御さんたちを応援するためにも、祝儀袋の現金や金券、図書カードなどが無難だと書いてあるハウツー情報が多いです。
子どもの好みや入園・入学先の備品指定条件の有無などがわからない場合は、こちらの好みだけでスーツや文具類などを選んでも、使ってもらえないかもしれません。
確かに金券類は無難です。
一方、本当にもらって嬉しい物ならば、子ども本人にとってはプレゼントの方が思い出に残ることが多く、こちらの気持ちも伝わります。
普段から可愛がっている甥姪など、家族の様子や当人の好みもわかっているならば、ぜひセンスのよい品物を選んであげてください。
何がほしいか希望を聞ければ、それが一番確実
できれば、欲しい物を本人や親から聞いておくといいでしょう。
他からのお祝いと内容が被らず、本当に喜んでもらえるものが選べます。
選ぶ基準ですが、子育てにいいこと悪いことは、時代によっても考え方がすごく違っています。
孫のお祝いの場合など、祖父母の価値観を押し付けすぎると、親を悩ませてしまうこともあるので、そこは穏便に相談できる関係を普段から作っておくといいですね。
内祝いは、儀礼ではなく、身内の情から生まれているものですから、
祝福してあげたいという気持ち
が一番大事です。
ハウツー情報にしばられず、相手の気持ちを思いやりながら、本当に喜んでもらえるお祝いを考えてあげてください。
なんでも、贈り物って気持ちが大切やと思うで!
気持ちがこもってれば、もらった人は絶対嬉しいと思うわぁ~