そろそろ桜の季節、お花見に行く予定の人も多いのでしょうか。お弁当を手作りしようと思っている人もいるでしょう。
せっかくなので、それらしく「桜ご飯のおにぎり」なんてどうでしょう。
さくらごはんを桜ご飯と呼ばなかった地方の「桜ご飯」?!
最近の一般的「桜ご飯」
桜ご飯
て知ってますか?
レシピ本やネット検索の情報では、具の入っていない醤油とお酒で味付けしただけの炊き込みご飯と紹介されることが多いです。
もともと静岡県西部特有の名称で、合格祈願の縁起物にする習慣がありました。
が、他の地域では茶飯というほうが一般的で、特に縁起物の意味はありません。
小学校にご飯給食が普及するようになってから、全国各地の給食に
さくらごはん
の名称で広まったため、若い人ほどこの呼び名が普及しています。
アラフォー以上の人は「茶飯」が多いかもしれません。
実は一般的じゃなかった!いろいろ違う「うちの桜ご飯」
いろいろな地方の人の話を聞いていると、さくらごはんを茶飯と呼んでいた地方の中には、別のものを桜ご飯と呼んでいる文化も存在していることがわかります。
その地方なのか、そのおうちだけなのか、よくわかりませんが、
という声をいくつか見聞きします。
オリジナルレシピ投稿サイトなど見ると、
みたいなのも散見されます。
桜ご飯というからには「桜」じゃないとね
そんな、いろいろ違う桜ご飯もそれぞれに美味しそうで、茶飯と同じくらい簡単レシピなものが多かったです。
シンプルで誰でも作りやすそうな、代表的なものをいくつかご紹介します。
赤く色変わりする様に春を感じる、タコの桜めし
火を通すと赤くなる蛸の入った炊き込みご飯を「さくらめし」と呼ぶ習慣は、江戸時代には既にあったようです。
蛸が混ざってほんのり桜色に見えるからでもあり、足を薄く輪切りにして炊き込むと、それが丁度桜の花びらのように見えるから、ともいわれています。
薄いしょうゆ味のお出しにお米と蛸を入れて炊くだけ。
仕上げに小口に切ったあさつきなど混ぜると彩がいいです。
目にも優しい、さくら色ご飯
薄いピンク色に仕上がる炊き込みご飯を桜ご飯と呼んでいる所も多いです。
一番多かったのは、桜エビなどの小エビを殻ごと炊き込むもの。
お出しで炊く所もあれば、エビだしを活かしてお酒と塩だけで炊く所もありました。
エビの量にもよりますが、思う以上にあざやかにピンク色のご飯に仕上がります。
練り梅をみりんで伸ばしたものを混ぜて炊く桜ご飯は、ほんのりしその香りになります。
赤大根を皮ごとすりおろして入れても綺麗な色がつきます。
これは、お出しと酒と塩で炊くほか、コンソメスープで炊く洋風な味付けも合います。
春の香りいっぱい、桜の花入りご飯
関東の人から多く聞かれたのが、桜の花の塩漬けを入れた桜ご飯です。
一緒に炊き込むものも、炊いたご飯に混ぜ込むものもありました。
色はそれほど付きませんが、桜の香りがいっぱいに広がり、まさに
The桜ご飯
です。
おにぎり用にご飯に混ぜ込むだけのフリーズドライ製品の「サケ」系を混ぜてもピンク色ご飯ができますが、ここはもうちょっと手間をかけたものを作ってみたい人、良かったらご参考にしてください。
ほんのり春色の炊き込みご飯で、彼氏や彼女やご家族を「ほぉう」と言わせてみてください。
サケが入ってる桜ご飯。
一回食べてみた!
桜を見ながら食べたらほんまにおいしそうやなぁ~