梅雨明けが明けたかなと思ったら、
ゲリラ豪雨やら台風やら
局所的水害や公共交通の乱れが気になるこの頃です。
近年気象変化がどんどん激しくなっているような気がします。
都市部の
ヒートアイランド現象
も厳しく、その分商業施設や電車内の冷房がキツイな、と感じることも少なくありません。
室温があまり低くなりすぎると、体がついていけず、冷房病になることがあります。
だるかったり、食欲が無くなったり、気力が萎えたり・・・・
冷房病のせいなのか?
そんな感じになっている人、多くないですか?
冷房病と夏バテは根本的に原因が違う
夏バテは、蒸し暑過ぎて、体温調節が追いつかなくなること
冷房病も、夏バテも、
体の熱発散機能が働いていない状態です。
特に脳の熱発散がうまくいかないと、頭がぼーっとして、だるさや気力の減退、疲労感を感じてしまいます。
体の余計な熱を冷ますしくみは、汗をかいてそれを蒸発させることで熱を逃がしています。
あまりに気温が暑すぎる、または湿度が高過ぎると、汗をかいても十分蒸発しきれなくて、汗がだらだら体の表面を濡らすばかりで体温が下がりにくくなってしまいます。
このために体調不良になるのが夏バテです。
冷房病は、冷やし過ぎて、体温調節機能自体が鈍くなること
冷房病は
体温調節機能を司るのは、自律神経という脳の神経です。
興奮状態を促す命令を出す
交感神経
と、リラックス状態を促す命令を出す
副交感神経
に分かれています。
感覚神経などからの情報を元に脳が判断し、体の機能を活性化したり鎮めたりする調整をする働きをしています。
暑い日に汗をかかないでいると、この自立神経の働きそのものが鈍る、または狂ってくるのです。
自律神経と免疫力の関係
自立神経の守備範囲は、
それが鈍ったり狂ったりすると、体全体の免疫力が低下します。
冷房病が怖いのは、免疫力の低下した体に、
次々体調不良が連鎖していくことです。
風邪でもないのに鼻水や咳が出たり、頭痛がしたり、下痢や便秘をしたり、夜うまく寝られなくなってしまったり・・・・。
ホルモンバランスの崩れから、もっと深刻な病気に発展する、または鬱になってしまうこともあります。
上手に汗をかいて体温調節できるようにする
早めに汗をかいて、速攻で体温調整完了する体に
夏バテも冷房病も
ずっと活発に保つようにすることで、回避もできるようになります。
それには、体温がうんと上がってしまう前に早めに反応して汗をかく体質にすることが一番のポイントです。
早めの対処により、少しの汗ですぐに熱が冷めます。
それは暑くても体温が上がりにくくなるということで、屋外から帰ってきたときも、そんなにギンギンに冷えた冷房ではなくとも十分気持ちよく感じられるということです。
つまり、屋内外の温度差を小さくしても大丈夫になり、冷やし過ぎになる確率も下がります。
早めに汗をかく体は、自然な気温上昇に慣れることで作る
朝の涼しい時間に外出し、昼に向かって段々暑くなってくる環境に体を慣らすようにすると、
気温の変化に合わせて自律神経がちゃんと体温調節を行うことができていれば、微妙な変化で早めに汗をかけるようになるのです。
朝から冷房ガンガンな職場に出勤する人は、少しの合間にでもちょっとずつ体を動かして冷えすぎないよう注意し、休日は寝坊せずに進んで屋外へ出て暑さに慣れる訓練をしましょう。
だるいからとゴロゴロ過ごしてしまうと、冷房病は悪化するばかりです。
汗をかく体には、水分補給が大事です
少しの汗がすぐ蒸発して体温上昇を抑えている体は、熱くなってからダーっと汗をかく体より、実はたくさん汗をかいています。
汗と共に流れてしまうミネラル補給共々、適度な水分補給は、意識してマメに行いましょう。
知らずに脱水症状になると、暑くても汗をかけず、汗をかかないと自律神経が狂う体に戻ってしまいます。
麦茶やスポーツドリンクや100%ジュースなど、ミネラル入りの水分を取りながら、適度に暑い外を歩くようにすることで、夏バテにも冷房の冷え過ぎにもめげない体を保つようにしましょう。
念のために言っておきますが、水分補給はビールに頼らないこと!
夏バテになったら、何をやるにしても体がだるくなるし、かと言って冷房に当たりすぎて冷房病になったら体がボロボロになるし・・・
こういった事を裂けるためにも、体を暑さにならしておくことが大切やね!