日本の冬の風物詩でもある鍋。
みんなで和気あいあいと食べられる鍋料理は、居酒屋のコース料理などでも欠かせない人気メニュー。
いろいろな野菜、豆腐、肉や魚介類を食べるので、栄養面でも優れもの。
でも、いつも同じような鍋になっちゃって、メリハリがないというか、斬新さに欠けるというか…
寄せ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶ、土手鍋、うーん、このローテーションじゃ、飽きちゃうワケです。
ご当地鍋にチャレンジ
住んでいるのに知らなかったり
深川鍋(東京)
- アサリ
- ねぎ
- 油揚げ
- 豆腐
- 大根
など。
味付けは昆布とかつお節、八丁味噌。
深川めしは作るけど、鍋は知らなかったなぁ。
飛鳥鍋(奈良)
- 鶏もも肉
- 大根
- 人参
- 椎茸
- 水菜
など。
鶏ガラの出し汁に牛乳をたっぷり加え、西京味噌、醤油、酒で味付け。
牛乳をかなり入れます。苦手な人は量を調整して。
唐々鍋(姫路)
- ホルモン
- 豚肉
- 大根
- ニラ
- 白菜
- もやし
- 豆腐
など。
和風だしと鶏ガラスープに醤油、酒、みりん、そしてコチュジャンを多めに投入。豆板醤やにんにく、蜂蜜も。
ホルモンというと福岡のもつ鍋を思い出しますが、その辛口版ですね。一気に身体が温まりそうです。
テビチ鍋(沖縄)
テビチは煮込んだ豚足のこと。泡盛を入れて煮込むそうです。
コラーゲンたっぷりなのでお肌にハナマル。〆はソーキソバで。
ちなみに、そのままの豚足はチマグーというそうです。
どれだけ知ってる?変わった名前の鍋
いしる鍋(石川)
「いしる」とは能登地方に伝わる魚醤油。
魚介類、豆腐、野菜等を入れ、「いしり」ともいいます。
ええじゃん鍋(広島)
広島産の牡蠣や野菜、肉などを使ったもの。
味噌ベースの出しにおろし生姜を入れます。
げんげ鍋(富山)
ノロゲンゲという深海魚を使った鍋。
この魚自体から出しを取り、醤油ベースのスープで食べます。
すすぎ鍋(鳥取)
肉をスープの中ですすぐようにして食べることが由来。
「しゃぶしゃぶ」のこと。
番屋鍋(新潟)
浜の番小屋で漁師が食べていた賄い料理。
魚介中心の具材を味噌ベースのスープで。
日の丸鍋(秋田)
うさぎの肉を用いた鍋。
うさぎの目が赤いということからの名称。
又兵衛鍋(岩手)
後藤又兵衛の名がその由来らしい。鮭漁師の賄い料理。
僧兵鍋(三重・滋賀)
荒法師たちが好んで食べたといわれる料理。
源平鍋(香川)
平家の赤を人参で、源氏の白を大根で表した魚介類中心の鍋。
特別な食材不要の鍋達
納豆が人気
キムチ鍋に納豆を入れるのがメジャーになりつつあります。
発酵食品である納豆は栄養価値も高く、独特のネバネバ感とトロトロ感で、鍋をひと味違った物にしてくれます。
鶏の納豆鍋
- 鶏のぶつ切り
- 生姜
- 豆腐
- たれ付き納豆
- ほうれん草
など。
ぶつ切り肉と生姜を煮立て、醤油と塩で味付け。
納豆と卵黄を混ぜた物を投入し、バターを乗せます。
納豆みそ鍋
- 納豆
- 茄子
- ねぎ
- わかめ
など。
味噌と白だしと水で出し汁を作ります。
肉などが入らないので、1人前約170kcalのヘルシー鍋。
我が家の鍋メニューに仲間入り
高い食材が必要なければ、鍋料理のローテーション入りも可能になってきます。
こりゃあ美味しい筈だよね~と頷けるものが揃っています。
茶しゃぶ鍋
- 豚肉
- 大根
- 人参
- レタス
- ねぎ
など。
緑茶を1リットル程用意し、それでしゃぶしゃぶ。
肉の臭みがなくなります。ポン酢やゴマダレで。
しらす鍋
- しらす
- 豆腐
- 白菜
- 大根
- ねぎ
など。
白だし、醤油、酒、みりん、水でスープを作り、火が通ったら全体にしらすを乗せます。
しらすは塩分が強いことを考えて味付けを。
マーボー鍋
- 豆腐
- キャベツ
- ニラ
- 豚ひき肉
- ねぎ
- しめじ
など。
麻婆豆腐のもと、鶏ガラスープ、ごま油と生姜、にんにく、豆板醤で豚ひき肉を炒めてから、ほかの材料やスープと合わせる。春雨を入れてもいいかも。
練り物鍋
鍋に昆布を敷き、おでんに入れる練り物をぎっしり詰めて、 水だけで煮る。練り物の質が良いと更に美味しくなります。
ポン酢やゴマダレで。
冷やし鍋
普通の鍋を冷やして食べると考えればOK。
一旦熱して具材に火を通す。
物によって、向き不向きがあると思いますので、なるべく向いている食材をチョイス。
粗熱が取れたら氷を投入して食べる。夏向き鍋。
チャレンジ精神旺盛な人、注目です
フルーティーにチャレンジ♪
ここからは、ちょっとした物好きか、人生は冒険だと思っている人におススメな鍋をご紹介します。
フルーツ鍋
- 牛乳1000mi
- ココナッツミルク400ml
- 生クリーム200ml
- 砂糖200g
この中に
- リンゴ
- キウイ
- パイナップル
- イチゴ
- マンゴー
- 缶詰の桃
これらを、適当な大きさに切って投入するだけ。
甘党な人であれば、一度はやってみたい鍋ですよね。
チョコシロップやアイスクリーム、コーンフレークなどを付け合せてみるのもいいでしょう。
砂糖を少し減らして、代わりにハチミツを使うのも健康にいいですよ。
暗黒の世界へ
暗闇の中で食事をすることなんて、停電でもない限り滅多にありませんよね。
人間は「目で食事をしている」とも言われています。
↓
過去に食べた物の記憶を分析
↓
受け入れ準備OK
私達は食事をする時、こんなふうに先に視覚で確認してから食べているのです。
これが暗闇だったらどうでしょう。
暗い所で何を食べているか分からない状態だと、まるっきり味がしないと感じる人さえいるそうです。
それくらい視覚からの情報は、味覚に深く関係しているのです。
何が入っているのかドキドキ
そんなことを利用して、ちょっとしたゲーム感覚でするのが闇鍋。
何人かで自分がチョイスした具材を持ち寄り、鍋に入れます。
鍋のスープは何でもOK。
靴下などを入れちゃう悪ふざけが許される場合もあるけど、出来れば食べられる物にした方が無難。
持ち寄る具材の例としては、
- チョコレート
- クッキー
- プリン
- バナナ
- イチゴ
- パイナップル
- リンゴ
- ヨーグルト
- まんじゅう
- カステラ
- 煎餅
などなど。
鍋に入れても、溶けてなくなったりしないような物にしましょう。
箸で掴んだら、必ず食べるのがルール
どんな味になるのかは、食べてみてからのお楽しみ。
とにかく箸で掴んだ物は、必ず食べるのがルール。
交代でもいいので鍋奉行を一人置いて、その人に審判してもらうのもいいでしょう。
こんなやり方も
暗いのが嫌なら、一人ずつ目隠ししながらやるのもいいかも。
もしくは持ち寄った具材をカードに書いて、くじ引きのようにする方法も。
闇鍋ではなくなっちゃいますが、そんなやり方でも楽しめるかも知れません。
まだまだ鍋は楽しめる
鍋もなかなか奥深い食べ物。
まだまだ新しい鍋料理が登場しそうですね。
もちろん自分であれこれ工夫して、オリジナルの鍋を作り出しちゃうことも出来るかも。
みんなと一緒に、一人でも手軽に、美味しい鍋を楽しみましょう。
鍋料理はなんでもありだね~!
まさケロンはいつも「キムチ鍋」なんだけど、たまには変わった鍋にもチャレンジしてみようかな~!