本が売れない
毎月新刊が書店にならんでいるのですが…
いまに始まった話ではないですが、近年、本が売れなくなったという話をよく耳にするようになりました。
でも、筆者にはそれがちょっと信じられないのです。
筆者は普通の人よりも多く本を買い、読みます。小遣いの半分以上は本に費やされます。
そのため週に最低でも3回は書店に行きます。
筆者の見た限りでは、書店は賑わっています。
いえ、お客さんがいっぱい居るというわけではなく、本で賑わっているのです。
毎月のように新刊が出版されます。単行本、文庫、新書など実に多彩です。読むのが追いつかないぐらいです。
もし本が売れていないのだとしたなら、出版社がこんなに頻繁に新刊を世に送り出すでしょうか?
売れない物を作り続ける企業などありません。
だから、「本が売れない」という実感が筆者にはないのです。
ライトノベルなんて大人気だと思うのです。
ライトノベルというジャンルがあります。
「ラノベ」という通称です。
10代の中学生・高校生をターゲットにした小説で、アニメのような表紙が特徴です。
事実アニメ化されることが非常に多い。
ティーンをターゲットとしていますが、なかには大人が読んでも十分楽しめる名作も存在します。
このジャンルは昔からありましたが、近年急成長を遂げているように感じられます。その根拠ですが、ほとんどの大手出版社はラノベのレーベルを持っています。
また、書店に行くとよく分かりますが、ラノベのコーナーはかなり大きく扱われています。
言い切ることはできませんが、ラノベコーナーの無い書店はないと言えるほど勢いのあるジャンルなのです。
だから、本が売れていないと言うのは違うのではないかと筆者は常日頃疑問に思っていたのです。
ラノベの急成長こそ、本が売れていないことの証明?
やっぱり本は売れていない。
ここまで書いてきたことは、残念ながら筆者の主観、あくまでも筆者がそう感じているだけです。
筆者の友人で、筆者以上の本好きが居ます。彼の意見を聞いてみることにしました。
※この友人は出版関係者ではありません。そのため出版関係の人から見たら「それは違う」という部分もあるかもしれませんので、あらかじめご了承ください
と彼は断言しました。
ライトノベルは派生した利益が期待できる
筆者が感じた「ライトノベルが売れているのだから、全体としては本は売れているのではないか」という見方に関しては、
ちょっと飛躍した意見になりますが、ライトノベルに力を入れていることこそ、本だけでは成り立たなくなっている証拠だと彼は考えているようです。
なるほど、そういった見方もあるのかな、と大いに参考になりました。読者のみなさんはどう感じましたか?
がんばれ「本」
筆者が「本が売れないということが実感できない」と感じているのは、無意識のうちに
「本が売れていないなんて本好きとしては認めたくない」
という心理が働いていたのかもしれません。
本が無くなるようなことはないと思いますが、とにかく「読書おたく」の筆者としては、本の復興を願っています。
さて、最後にこの記事を読んで、
「そうか、ではひさしぶりに本でも買って読んでみるとするか」
とお考えの人におすすめしたいジャンルがあります。
実はライトノベルと同様にとても盛り上がっているジャンルがもうひとつあるんです。
それは
「時代劇」
です。
とくに最近の時代劇はエンターテイメント志向が強いように思われます。
ハリウッドの超大作映画にも引けを取らない、それこそ徹夜必至の娯楽時代劇がけっこう多いです。お勧めですよ。
ライトノベルの勢いはすごいな~と思ってたけど、アニメ化とかして2次的な利益がないとそこまでなのかも?
「時代劇」ジャンルの本、今度読んでみよ。