パソコンが欲しい
貯金が無い
最近、パソコンの挙動が不審です。そろそろ買い替えをしようかな、と考えていますが先立つものがありません。
そうです、
お金がない
のです。
値段を調べたところ、欲しいスペックのパソコンはだいたい10万円台前半でした。
今のままでは買えません。貯金がゼロとはいいませんが、10万円はちょっと無理です。
家族がパソコンを使っているのなら、家計から購入費用を支援してもらうこともできそうですが、パソコンを使っているのは 、筆者ひとりです。
なんでこんなにお金が無いのかなと、ふと考えると筆者の場合、モノを買い過ぎなんですね。「新製品」というだけで欲しくなってしまうんです。
最近の例では「Apple Watch」。
結果的には購入はしなかったものの、かなり悩んで悶々とした日々を送りました。
筆者が一番買ってしまうのが電子書籍です。
各社が「電子書籍リーダー」を一斉に発売したとき、いち早く飛びつき、一時期は1日に3冊も電子書籍を購入していたこともあるのだから、自分のことながら呆れます。
電子書籍はデータですから決済方法はクレジットカードによる引き落としがメインです。
単価が安いとはいえ、カード購入は
「お金を払った」
という実感がなく、一時期は電気書籍の購入代金だけで6万円近くも請求され、家族から厳しい説教を受けました。
さすがに最近は購入を控えるようになりましたが、貯金が無いのはこんな習慣が原因であることは明らかです。
使わないことがもっとも効果のある節約術
堅実にお金を貯めている知人がいるので節約テクニックを聞いてみました。
曰く、
「使わなければお金は貯まる」
のだそうです。
あまりにもシンプルすぎるので、拍子抜けしてしまいましたが、言われてみればその通り。
使うからなくなるのであって、何も買わなければお金は手元に確実に残ります。
そのためにはどうしたらいいのでしょう。物欲の塊のような筆者は考えました。
よくいわれるのが
「買う前に1日待って、それが本当に必要な物かをよく考える」
という方法。
筆者はこれを実践することにしました。
結果は、買うのが1日遅れるだけで節約にはなりませんでした。
なぜこのような結果になったかというと、筆者は
「それが本当に必要なものか」
を考えることができないんです。
欲しい → 購入
という思考パターンなのです。これはもう自力ではどうすることもできないのかも知れません。
クレジットカードを簡単には使えなくする、シンプルな方法
「カード隠してくれない?」
筆者が買い物をするのはネット通販が9割を占めています。
先述しましたが、電子書籍も含めてネット通販の決済方法はクレジットカード払いが一般的です。
そこでクレジットカードが手元になければいいと思い、解約しようかと思いました。
でもそれはそれでいろいろとデメリットが出てきますし、本来の目的は
「本当に必要なものなのか」
を判断できるようにすることです。
無い知恵を振り絞って、さんざん悩んだ末、とてもいい方法を思いつきました。
「それは必要なものなのか?」という判断が自分でできなければ、他人にしてもらえば良いのです。
筆者が考えついた方法はこうです。
まずクレジットカードを家族に渡し、どこかに隠してもらう。
カードが必要になったときは、その旨を伝えて一旦返してもらううことになりますが、その際に、
を審査してもらうようなルールを設けたのです。
喧嘩になると困るので
「決定には無条件に従います」
という誓約書まで書きました。
ここまで効果があるとは思わなかった
この方法を1ヶ月続けたところ、今月のカードの請求はなんと1万円以下でした。(携帯電話料金などを除く)
正直ここまで節約できるとは思っていなかったです。
購入の許可が下りた物は
「iPad用のキーボード付きカバー」
と
「ネット予約した映画のチケット代」
です。
この他に
- 「自撮り用広角レンズ」
- 「靴底の補修材」
- 「電子書籍12冊」
- 「エヴァンゲリオンのBlu-rayBOX」
を申請したのですが
「必要なものではない」
と却下されました。
「広角レンズ」「補修材」は衝動買いに該当すると言われ、
「Blu-ray BOX」については「Blu-rayプレイヤーが無いのに買う意味があるのか」との理由で却下。
「電子書籍」については「今後は絶対に許可しないものと認識せよ」と宣告されてしまいました。
とのことでした。
対して許可が下りた物の理由です。
「キーボード付きカバー」は「モバイルノートの代用としてiPadを活用したいという動機」が認められ、
「映画チケット」は「あまり締めつけてしまうのも良くない」からだそうです。
自分で判断できるようになるのが目標
この
「クレジットカード預けます節約法」
は、現在も継続中です。
情けない話ですが、筆者はこの経験を通して初めて「要るもの、要らないもの」の判断の仕方を覚えました。
また、現金で支払うことの大切さも知ったのです。
現金で支払うことで 、クレジットカード使用時には感じられない、
「お金が減る感覚」
が体感できるのです。
節約を実践するにあたって、この感覚はとても重要な役割を果たします。
この歳になってお金の大切さを再認識できたと強く感じています。
クレジットカードを批判するつもりは毛頭ありません。クレジットカードを使用する際に必要なお金に対しての姿勢が筆者には欠けていたということなのです。
筆者の目標は、自分自身で
「要るもの、要らないもの」
の判断ができるようになることです。
まあ通常は筆者のような年齢ならとっくの昔に身につけていなければならないことなのですが。
シンプルだけど、とても効果的なこの節約術、みなさんもぜひ試してください。
「お金が減っていく感覚がないもの」ってたしかにあるよね。まさケロン自身、こういったところを制限していくだけでも大きな節約になるかも。