確実にくしゃみが出る方法
天気の良い日に…
都会で生活していると身近な自然の美しさを忘れてしまいがちです。普段はまったく意識することのない最寄り駅までの道のりの中でも、花や木などの植物や、青空など多くの自然に囲まれて私たちは暮らしているのです。一番身近な自然といえば「空」ではないでしょうか?
空はどこにいても見ることができます。観察に特別なものも必要ありません。筆者も、ともすれば忘れがちではありますが、ときどき空を眺めるようにしています。
軽い感動を覚えながら、空を見上げると必ず起こることがあるのです。
それはくしゃみです。
筆者は太陽や蛍光灯などの光を見るとかならずくしゃみが出ます。
みんなそうだと思っていた
くしゃみはだいたい1回、多くても2~3回で止まりますが、ほぼ100パーセントの確率で光を見るとくしゃみをします。物心ついたときからそうでした。だから、人間はみんな光を見るとくしゃみをするものだと思っていたのです。
でも、どうもこれは人によって違うということに最近気が付きました。
どういうきっかけだったかは覚えていませんが、知人と
という話をしていた時のこと、
「出そうで出ないくしゃみほど気持ち悪いものはない」
という知人に対し、
「だったら太陽みれば一発で出るじゃん」
と教えてあげたところ、不思議そうな顔をするのです。てっきり「ああ、その方法があったな」と納得してもらえると考えていた筆者にとって知人の、この反応は意外なものでした。
「なんで、太陽なの…」
という話になり、人は光を見るとくしゃみをするものだろ、と説明したのですが、
「光を見るとくしゃみ? そんなの初めて聞いたぞ。お前だけなんじゃないのか」
と、真顔で返されてしまったのです。
光くしゃみ反射
4人にひとり
光を見るとくしゃみが出る、という現象は
「光くしゃみ反射」
と呼ばれているのだそうです。
そしてこれは筆者が誤解していたようにすべての人間に起こる現象ではありません。日本人の25パーセント、つまり4人にひとりが「光くしゃみ反射」だといわれています。
はっきりとした原因は不明
「光くしゃみ反射」が起きる原因は、はっきりと解明されていません。有力な説としては、
- 視神経と鼻汁調節神経は近いところを通っている。
- 感じる光の強さによっては鼻汁調節神経が誤動作を起こしてしまい、くしゃみを引き起こす。
というメカニズムのようです。
「光くしゃみ反射」は個人差があり、同じ条件であってもくしゃみが出ない人もいます。また若いころはくしゃみが出たけれど、大人になったら出なくなったという例もあるそうです。
運転時のトンネルに注意
くしゃみなので大きな支障はないと考えられがちですが、自動車の運転時には注意が必要です。トンネルから出た直後は目が暗所になれてしまっているため、いきなり強い光を浴びることになります。
そのタイミングでくしゃみを連発してしまうと注意がそれてしまい、危険な場合があります。注意しましょう。
でそうででないくしゃみをだしたいときには便利だけど、「反射」なだけに扱いにくいよね。。