フリーライターだから考えた電車で座席に座れる方法
フリーライターだって電車に乗ります!
フリーライターをしていると、電車通勤しなくていいね!と言われることもありますが、フリーライターだってたまには電車に乗ります。しかもそれは、かなり切羽詰まった状況のときです。それは、徹夜で原稿を仕上げたものの、速達でも間に合わないから持参で会社に届けるような時です。
必死で考えた電車の座席に座れる方法
そんな場合でも、いかにも徹夜しました的なボロっとした印象を見せてはいけないと思っているので、なんとか電車で座って眠れないかと考えます。とはいえ、原稿を届ける時は、みんなが座りたい朝の時間帯なので最初乗った時は、座席はまず空いていません。
それでも、一生懸命に考えて、どうにかこうにか7割くらいの確率で、電車で席を立つ人を見極められるようになりました。今回は、そんなフリーライターの研究成果を、働くサラリーマンの皆様のために披露させていただきます。
見極めの方法には記憶派と行動分析派がある
周りの人に聞くと、電車で席を立つ人を見極める方法は、大きく分けて2つの傾向があるようです。
1つは「記憶派」。
もう1つは「行動分析派」です。
沿線の学校を覚えて見極める記憶派
記憶派は、
という仮説をもとに、座席をたつ人を割り出します。どのようにするかというと、沿線の学校を覚えて、終点までに学校がある学生を車両から見つけてその前に立つという行動をとっています。
電車に乗っている目的を洞察して見極める行動分析派
行動分析派は、記憶派よりも精度が落ちるものの、様々な電車で利用できるものです。また、ちょっとした動作から、全体を想像するものなので、疲れている時でも利用しやすい方法です。荷物を見る、表情を見る、アナウンスに対する反応を見るなど、ケーススタディは一冊本を書けそうなくらい大量にあります。
だいたいみんな、スマホをいじっている!
僕が注目したのは、
「スマホで何をしているのか読み取ること」です。
この方法をとった理由は、この頃では、ほとんどの人がスマホをいじっているからです。目の前の座席は全員スマホをいじっているなんてざらにありますよね?
他の絞り込み方は空振りがある
行動分析派のなかには、本の種類を見極めるとか、何もしていない人だとか、しゃべっている内容を聞き分けるとかありますが、そうした限られた人たちを、席に座るための洞察の対象にすると、対象者が全くいないなんてことがあり得ます。スマホをいじっているという絞り込み方なら、空振りはありません。
スマホで何をしているのかは大きく3通り
スマホでしていることは、大きくわけて3通りです。素早く3分類したのちに、動作や表情を読み取って、「○なひと」か「×な人」か見極めましょう。
コミュニケーションをとっている
メールやLINEなどをしている人を想定しています。これらの行動をとっている人は、送信して、反応を待つという一定の行動の波があります。動いたり、止まったりを繰り返している人は、コミュニケーションをとっている人でしょう。
○な人……無表情でコミュニケーションを繰り返している人は、「もうすぐ着く」など事務的なやり取りをしている可能性があるので、比較的すぐに降りる可能性が高いでしょう。
×な人……楽しそうな表情をしている人は、コミュニケーションを楽しむだけの時間の余裕があるので、まだまだ降りる場所は先でしょう。
ゲームをしている
スマホゲームを想定しています。この行動をとっている人は、とにかくせわしなく指を動かし続けているはずです。また、思う通りにいかないこともあるので、体のどこかにイライラした仕草も出ている可能性が高いです。
○な人……区切りをつけた様子の人は、降りる可能性が高いです。
×な人……3戦以上続けてプレイしているような人は、まだ降りません。こうした人を見つけたら、さっさと他の人の前に移りましょう。
SNSを見ている
この行動をとっている人も、ゲーム同様、せわしなく動いていますが、チョコマカという感じではなく、ツーツーツーと、線を引くような感じです。このイメージは、フェイスブックやツイッターのインターフェースを操作している時を思い出してもらえば、おわかりいただけると思います。
○な人……出したり閉まったりを繰り返している人は、ちょっとした時間にチェックしているだけの人である可能性があります。
×な人……SNSを見ている様子だけれども、時々、文章を打ち込んでいる様子が見られる人は、SNSに投稿する余裕があるので、まだ降りないでしょう。閲覧の時の流れるような指の動きから、雨だれのような指の動きに変わるのを読み取るのがポイントです。
見極めるときに守らなくてはならない1つのルール
今回はスマホの行動に着目して、電車で席を立つ人を見極める方法を紹介しました。
紹介した内容は、ちょっとした動作からスマホで何をしているのか洞察するものでしたが、手っ取り早く、スマホの画面を覗くようなことは絶対にやめましょう。
最低限のマナーを守ったうえで、電車の座席に座れるかどうかという静かで熱い戦いに臨んでくださいね。
狙い通りに席が空いたときの嬉しさったらないね!