ヘアケアは髪の悩みによってさまざまですよね。若い女性なら枝毛や髪のダメージが悩みでしょうし、年配の男性、最近は女性もですが、薄毛が気になりますよね。みなさん、小さなハサミで自分で枝毛をカットしたり、薬局で育毛剤を買ったり。
ですが、ずっと信じていた当たり前だと思っていた髪の毛のケアが、実は間違っていた、もしくは効果があまりなかったとしたら?今回は効果あり!と信じられていたヘアケア方法のうそと本当を検証してみたいと思います。
ヘアケアの当たり前
- 海藻はヘアケア、育毛に効果あり
- ドライヤーは髪を痛める
- 髪は毎日洗わなくちゃ!
- 白髪を抜くと増える。
1.海藻はヘアケア、育毛に効果あり
△髪をきれいにするけど、育毛は期待できない。
海藻は、低カロリーでダイエットに効果的、ビタミンとミネラル、食物繊維、さらには鉄分カルシウムまでもが豊富に含まれていて、美容、健康にも効果が絶大!と、ヘルシーな食事のためには欠かせない食材です。
しかし、実際に髪を構成しているのはタンパク質です。爪、皮膚から細胞の一つ一つまで、人体を作っているものはタンパク質です。海藻にふくまれるのは髪の生成に関係のあるものも多いのですが、育毛というよりは、健康で美しい髪を作る効果が高いと言えます。
では、お肉や魚など、タンパク質をたくさん食べればいいの?
それは違います。バランスの取れていない食事は、髪だけでなく、体にも悪影響です。女性の中には無理なダイエットをして、髪がパサパサになってしまった、という人もいます。髪の毛の生成にはとてもたくさんの種類の栄養素が必要です。お肉も、魚も、海藻も、そして他の食材も良いバランスで食べることが大切です。
2.ドライヤーは髪を痛める
△半分正解、半分不正解
ドライヤーの熱風は髪の表面を覆うキューティクルにダメージを与え、髪が痛む原因になります。かと言って、髪を濡らしたままにしておくのも、良くありません。キューティクルが剥がれやすくなるからです。正しくドライヤーを使い、手早く髪を乾かすのが正解です。
キューティクルは頭頂から毛先にかけてウロコのように重なっています。そこを、髪の下の方からドライヤーの風を頭頂部に向けてあてると、キューティクルを剥がすように風があたってしまいます。
[正しいドライヤーのかけ方]
- 熱風が頭頂から毛先の方向に当たるようにドライヤーをあてること。
- できるだけ遠くからあてること。
- ブラシやクシでのブローは髪が痛む原因に。
- 乾かすのは髪の根元で十分。毛先は自然乾燥で!
3.髪は毎日洗わなくちゃ!
△半分正解、半分不正解
シャンプーの広告は、頭皮の脂が毛穴をふさぎ、薄毛や脱毛、髪のダメージの原因になると主張していますが、果たして本当でしょうか?言われてみると、1日頭を洗わないだけで、髪がベタベタして頭皮がかゆくなってきますよね。ですが、2~3日髪を洗わなくても、早々に髪に影響が出ることはありません。
しかし、エチケットとして、髪は清潔にしておきたいですよね。市販のシャンプーは合成界面活性剤など、化学物質を多く含み、潤いをキープする皮脂を必要以上に洗い流してしまいます。頭皮の保護のため、汚れだけを洗い流せる合成界面活性剤を含まない天然素材のシャンプーで、使用料を守って毎日洗髪をするのがおすすめです。
4.白髪を抜くと増える。
✕不正解
髪を黒くしているのはメラニン色素です。人間の毛髪、皮膚や瞳の色はメラニン色素の量で決まります。髪を黒くするメラニン色素は毛根のメラノサイトという細胞で作られています。
しかし、このメラノサイトがあるから髪が必ず黒くなるわけではありません。加齢や生活習慣の問題で、正しく働かないこともあります。だからと言って、毛根に問題がある白髪を抜いたところで、となりの毛根や、頭皮全体に影響があるというのは、ちょっと考えられませんよね。
思わず抜いてしまった白髪は、生え際などの目立つ所に生えていませんか?それを抜いたあと、他の白髪が急に気になるようになって、「白髪が増えた!」と、思い込んでいるだけです。
まとめてみると、ヘアケアの王道は、
- 丁寧に、基本に忠実に髪をケアする
- バランスがとれた食事
が効果的のようですね。毎日の髪のお手入れや、日々の生活を見つめ直して、きれいな髪を手に入れてくださいね。
ドライヤー難しいよね~。はやく乾かそうと思って髪に近づけ過ぎちゃだめだからね!