実在した！男性の生理
以前、「PMSを男性も理解して！彼女のイライラの原因は月経前症候群かも」という記事を書かせていただきました。
女性は生理を中心にホルモンの周期がある。生理前はホルモンのバランスが大きく崩れる。月経前症候群（PMS）といって、イライラが止まらなかったり体調を崩したりする。その時期の女性はまるでオオカミ男のように、自分で自分のコントロールができない状態なので、男性は理解してサポートしてあげてほしい。
そんな内容でした。
しかし「男性にも生理、厳密には生理周期がある」ということが最近わかってきました。
男性の生理は骨盤の開閉が原因
男性の生理は、女性のように出血はしません。ではどういった変化が体に起こるのでしょうか。
出血はしません
女性の生理での出血は、子宮の中に作ったベッド（子宮内膜）がいらなくなり、経血となって排出されたものです。男性には子宮はありませんから、当然出血は起こりません。いらぬお世話ですが、もし泌尿器官から出血しているようでしたら、それは男性の生理ではありませんん。「他の病気」です。すぐに病院に行ってください。
男性の生理は、骨盤の開閉が原因
女性は生理の時に合わせて、骨盤が開閉します。生理とはすなわち出血というイメージですが、体で起こっている最たる変化は骨盤の開閉です。
これは男性も女性も関係なくおきます。
人間の骨盤は2週間かけてゆっくりと開き、それから同じように2週間かけてゆっくりと閉じていきます。結果、女性の生理周期と同じように大体28日でその周期で男性にも生理が起こります。その時に男性の体に、一体何が起こっているのでしょうか？
骨盤が閉じている期間
精子が次々と作られている時期で「気力」「体力」「性欲」にあふれている期間です。
骨盤が開いている期間
骨盤が閉じているときの、真逆です。体を休めようとしているため、性欲も少なくなり、それが無気力や不機嫌に見えたりするのです。男性らしいエネルギッシュな部分が鳴りを潜め、いわゆる
「草食系男子」
になってしまいます。
男性の生理の主な症状
男性が生理の時に起こる症状は女性のPMSの症状ととても似ています。
- イライラする。
- 憂鬱（ゆううつ）になる。
- 集中できない。
- 性欲の低下
- 疲れやすい
精神的にとても不安定になるようですね。集中力が落ちて仕事がはかどらなかったり、ミスをしてしまったり。体がだるくなりなんだかすっきりしない、どんよりとした気分になりそうです。
せっかくの休みの日に一緒に出かけよう！と約束していたのに
「気分じゃない。」
と、断られることもあるかもしれません。
しかも骨盤が閉じる期間には、精子を作る量がだんだんと減っていき、性欲も少なくなっていきます。恋人や、奥さまからお誘いがあっても、そんな気持ちにならなくて断ってしまうことも。
男性の生理はいつ終わるの？
女性の場合、10代で生理が落ち着いてきます。周期が28日で安定するのです。基礎体温を測っていると、それがよくわかります。もちろん、月経前症候群（PMS）による精神的、体の不調、生理中の生理痛といった生理にまつわるトラブルは大なり小なりあります。ですが、それが決まったサイクルで訪れるので、予想がしやすくなるのです。
女性の閉経のように、はっきりと「終わった」という時がくるのかは、まだわかっていません。骨盤の開閉、つまり男性の生理による不調の自覚症状が20代の半ばくらいで、その頃には、生理の周期が落ち着いてきます。
男性の生理中のパートナーにしてあげられることは？
あなたの配偶者や恋人の様子を、一度よく観察してみてください。男性も、体の生理的な仕組みで、体調が悪くなったり、気持ちが不安定になることがあるのです。夫婦も恋人も、お互いを思いやる気持ちが大切です。
もしあなたの恋人や配偶者があなたの体を気遣ってくれるのだったら、あなたも同じようにパートナーを思いやり、十分にサポートをしてあげてください。
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