5月に入ると花粉症の飛散がようやく終わります。2月からずっと鼻づまりや目のかゆみに悩まされていたのが、マスクを外してスッキリ!初夏のさわやかな天気の下で背伸びして深呼吸!女性でしたら、マスクのせいで気乗りしなかった、おしゃれやメイクも思い切り楽しめますよね!
ですが、ここで油断をすると、次はお肌のトラブルに見舞われるます。ここで気をつけていただきたいのは、日焼けは単に肌の美容だけの問題ではないことです。
5月の紫外線はとっても危ない!
紫外線は3種類
紫外線はその波長の長さによって、3つに分けられます。
- A波(UVA)
- B波(UVB)
- C波(UVC)
C波(UVC)は地上まで届きません。オゾン層を通過することができないからです。地上まで届くのは、A波(UVA)、B波(UVB)という2種類の紫外線です。
季節によって変わる紫外線の量
それぞれの紫外線の特徴をかんたんにまとめるました。
UVA波
- 5月に増える
- 紫外線の90%を占める
- 紫外線の中で波長が最も長く、雲も窓ガラスもすり抜ける
- そのため、皮膚の最奥である真皮までと届き、肌にダメージを与える
UVA波が肌に与えるダメージ
- コラーゲン繊維、エラスチン繊維の切断→肌のハリ弾力を失わせる
- 光老化の原因になる→しわ、たるみ
UVB波
- 多くなるのは7月から8月
- 皮膚の表皮にまでしか届かず、日焼けの原因になる
UVB波が肌に与えるダメージ
- 日焼けで肌が赤くなる、やけどのようは症状
5月は紫外線A波(UVA)とっても多い!
シミの原因になる紫外線A波(UVA)
A波(UVA)、B波(UVB)の違いをもう少し詳しくご説明します。皮膚は、表層の表皮と、その下にある真皮の二層から成ります。
A波は皮膚の深い部分、真皮まで届きます。そこで紫外線から皮膚の細胞の核を守るため、メラニン色素が壁のようにA波が真皮に届かないようにブロックします。普通なら、壁になったメラニン色素の黒い部分は、皮膚が再生するとともに排出されるます。ですが、紫外線を過剰に浴びると、
- メラニン色素をたくさん作りすぎ、排出が追いつかない
- メラニンを作り紫外線を防ぐ過程で異常が起こり、メラニン色素を作り続ける
といったトラブルが起こり、シミの原因になります。
たかがシミ、されどシミ
一度できた皮膚のシミは皮膚科などでレーザー治療を受けなければとれません。高機能な美白化粧品は高価で時間がかかります。また、女性だけでなく、男性でも、頬に大きなシミがあると、鏡を見る度に憂鬱(ゆううつ)になったりしませんか?大きなシミは、時間が経つと、盛り上がって固くなったり、イボになったりします。
7月、8月に増える紫外線B波(UVB)
日焼けの原因の紫外線B波(UVB)
もう一つの紫外線、紫外線B波(UVB)は、皮膚の表面、表皮までしかの届きません。海に行って泳いだあと、皮膚が赤くなったり、やけどのような炎症を起こすことがありますが、それは紫外線B波のしわざです。表皮までしか届かないB波ですが、大量に浴びるとA波と同じように皮膚の免疫力の低下や、皮膚がん、さらに白内障を引き起こす恐れがあります。
白内障の原因になる紫外線B波(UVB)
白内障の原因の20%はB波によるものです。サングラスはUVカットのものを選びましょう!
5月になったらすぐに紫外線対策を!
前述しましたが、単に美容の問題だけでなく、大量の紫外線は皮膚に深刻なダメージを与えます。オーストラリアなどオセアニアの国々では、子供でも日焼け止めを塗ったり、帽子を被らせたりすることが義務づけられています。これは、南半球の国々紫外線がとても強いためです。
シワや、たるみの原因になるUVA波は、5月から多くなります。実際には日差しはそんなに強く感じないため、つい対策を怠ってしまいがちです。しかも、冬から春にかけては、紫外線の対策をしていなかったため、肌も紫外線の刺激に慣れていません。
ましてや、花粉症などでマスクで顔を覆っていた肌に、強くなった紫外線はとても強い刺激になります。5月に入ったら、すぐに紫外線対策をしましょう。
まさケロンこないだ丸一日外にいたら肌がひりひり痛くなるくらい日焼けしたよ。(5月初旬)