梅雨になると、気温が上がり、湿気でムシムシして食欲が落ちたりしませんか?ケーキやスナックなどが大好きな人でも、食べたいという気持ちにはなりませんよね。そんな方には
「冷たい和菓子」
がおすすめです。
和菓子は洋菓子と比べ、
- 小豆
- 芋
- 葛(くず)
- 米粉
など、植物性の食材が使われています。洋菓子に比べると甘さも控えめ、スナック菓子のように油も使われていません。
そこで、食欲がなくてさっぱりした甘いものが食べたい!という方は冷たい和菓子に注目してみましょう!
梅雨おすすめの冷たい和菓子
水ようかん
夏の和菓子の代表と言えるのではないでしょうか。オススメは、竹に入った水ようかんです。竹の中にこしあんの水ようかんが入っています。笹の葉でふたがしてあって、とても風情があります。
食べ方ですが、
- 竹のうしろから穴を開けたり、たたいたりすると、つるん、と水ようかんが出てきます。
- それを少しずつ楊枝(ようじ)やフォークなどで切って食べます。
水ようかんの味だけではなく、竹の風味もします。喉越しもとてもなめらかで、すっきりとしたおいしさです。
くずまんじゅう
こちらも夏の和菓子としては定番ですよね。
「透明の葛(くず)で、あんこを包んだもの」です。
あんこの色を、赤や緑で美しく染めて、見た目も美しく、お茶席などでも用いられます。
外側の透明の部分は、葛だけではなく、蕨(わらび)の粉、寒天、デンプンなどをを使ったものがあり、形も四角いものからドーム型のものと、さまざまです。
白玉
みつ豆やかき氷など、夏の涼しい和菓子に入っている、
「白い丸いお餅」です。
和菓子だからと言って、おまんじゅうなどにこだわる必要はありませんよね。
最近ブームになったかき氷や、みつ豆、冷やしぜんざいなど、火照った体にじんわりと染みる甘さだと思います。そこにもちもちとした食感の白玉!甘い物のはしやすめにちょうど良い組み合わせですよね。
ゼリー
ゼリーというと、洋菓子と思われがちですが、和菓子にもありますよね。違いは、
洋菓子のゼリー
- ゼラチンでできている。
- タンパク質でできている
- 美肌効果が高いコラーゲンが豊富
和菓子のゼリー
- 寒天でできている。
- 寒天の原材料は天草(てんぐさ)という海藻
- 植物繊維が豊富
個人的には、和菓子のゼリーの方がくちどけがさっぱりした感じがします。ゼリーの中に入っているフルーツも、夏は「かんきつ系」や「桃」が多く、和菓子が苦手という人にも食べやすいと思います。
「伊予柑(いよかん)」など、日本のかんきつ系のフルーツをくり抜いて、丸ごとぜいたくに使ったゼリーなんて、とてもきれいで豪華です。
抹茶アイス
アイスクリームは洋菓子ですが、
「宇治抹茶のアイスクリーム」
は立派な和菓子のひとつです!抹茶アイスをそれだけで楽しむのもいいですし、抹茶パフェなど、あずきや甘く煮た栗とのコラボは最高ですよね!
京都の有名な抹茶の老舗では、抹茶のマカロンやババロア、ゼリーが入ったものもあります。
6月16日は嘉祥(かじょう)の日
といわれています。現代では和菓子の日として、有名な和菓子店で限定スイーツが販売されます。
由来は、嘉祥元年(848年)に始まった行事です。16日にちなんで16種の和菓子やお餅を神前にお供えして食べてました。
つまり、和菓子を食べるだけで神さまに健康をお願いしたことになるわけです。どこかにお参りに行ったりするのではなく、
甘い和菓子を食べるだけで、厄除けと健康招福の祈願になる
ならうれしいですよね!
低カロリーでヘルシーな和菓子を見なおそう
和菓子は洋菓子と比べると、カロリーが低いのも女性にはありがたいのではないでしょうか。同じ100グラムでも、
- 水ようかん→170kcal
- シュークリーム→245 kcalです。
冒頭で述べたように、食材もヘルシーです。あんこの原材料の小豆は、鉄分を多く含みますので、「夏場によく貧血を起こす方、特に女性におすすめ」ですよ!
冷たい麦茶や、本格的な雰囲気を味わいたい方は、きれいなグラスによく冷えた抹茶をいれて、一緒に召し上がってくださいね!
たしかに、和菓子ってヘルシーで気軽に食べられるよね!でも食べ過ぎには注意だよ~。